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猫との思い出 ごま編

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もう帰宅してる・・・はず

育児猫家は3月23日から車中泊の旅に出かける予定で、30か31日あたりには家に戻ってくるはずです。

3月23日~31日までの記事は全て予約投稿している記事でして、今週のお題とかにも反応しませんし、みなさんのコメントにも返信できていないと思います。

 

今日は4月1日。

もう車中泊から戻っている(旦那は仕事してる)はずですし、10個もストック記事を書くのは大変だから、帰ってから書こうかなとも思いましたが、きっと旅行の思い出いっぱいで心ここにあらずだろうし、念のため今日の分まで予約投稿しておきます。

 

久しぶりの猫との思い出

以前、猫との思い出の記事をいくつか書きました。

 

www.ikujineko.com

 

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今日はおよそ一年ぶりに猫との思い出を書きたいと思います。

 

今回の主役は「ごま」ちゃんです。

 

友人から譲り受けた猫

育児猫の実家では、最初にシロという猫を飼って以来、ほとんどの時期数匹の猫がいました。

 

ところが育児猫が中学2年生の頃、猫がいない時期がありました。

おそらくなんですが、中学1年生の頃、実家を建て替えたことが原因なのだと思います。

建て替える前は外飼いだけどちゃんと帰ってくる猫が2匹ほどいて、建て替え中もエサを置いたりしていたのですが、やっぱり落ち着かなかったのでしょうねぇ。

 

育児猫家族は狭いアパートに暮らしていたので、当然ペット禁止。

 

建て替えている2か月くらいの間に、2匹はいなくなってしまったのです。

 

久しぶりの猫なし生活。

育児猫は寂しくて、クラスメートに愚痴りました。

「今、うち猫居ないんだよねぇ」と。

するとたまたまその子の家の猫が妊娠中で、

「生まれたらあげる」という話になりました。

 

育児猫は帰ってからさっそく父に報告。

父は「可愛がられてる猫だろうから、大丈夫だろう」と許可してくれました。

 

それから1か月ほど待ったでしょうか。

 

友人は家族で一匹の猫を送り届けてくれました。

本当に猫が好きなのね~という感じのご家族で、育児猫も「大事に育てるね」と約束したものです。

 

きじのブチがあるメス猫

育児猫家にやってきた猫は、全体的に白いけれど、頭としっぽがキジ柄で、目は緑のやせっぽっちの雌猫でした。

育児猫はこの猫に「ごま」と命名しました。

おそらく当時流行っていた少年アシベに影響されたのでしょう。

 

ごまは痩せていて、柄も真っ白ではなく中途半端な柄で、

父は「この猫を可愛いっていうのは、育児猫くらいだ」と言っていました。

 

まぁ確かに育児猫は猫であれば「かわいい~」と言ってしまうような猫フェチだったので、実際そうだったのかもしれません。

 

父も母も姉も、最初のうちはただ飼っているだけという感じで、あまり可愛がってはいませんでした。

 

でもごまは最初からほとんどトイレの失敗もないし、ちゃんとしつけられているお利口さんでした。

 

ごまは甘えん坊で美しい猫に成長

最初は痩せていて猫らしいかわいらしさには欠けていたかもしれませんが、ごまは成長するにつれどんどん美しい猫に成長していきました。

柄は当然変わらなかったけれど、小柄で全体的に丸みがあり、動きがしなやかで、緑の目がクルクルと動く可愛らしい猫でした。

 

長い尻尾をくねくねと動かし、人の足元をぐるぐる回って人の歩行を妨げるのは日常。

体中で人にすりすりして、最初は「あんまり可愛くない」と言っていた父もごまにメロメロになりました。

 

それだけではなく、ごまはよく肩に乗ってくる猫でした。

これは数十匹の猫を飼った育児猫も、ごま以外の猫では見たことのない、珍しい行動だったと思います。

育児猫が外出のために玄関の上がり框(がまち)に腰をおろして靴を履いていると、高確率でごまがやってきて肩に乗るのです。

ごまは決して爪は立てず、上手に乗っていました。

もちろん人間側の協力も必要で、少々首を傾けてごまが安定する手助けはしていました。

 

高校受験の勉強中、深夜にちょっと自販機に・・・なんてときにも、ごまが肩に乗ってきて、その温かさと柔らかさにとてもすくわれる気持ちになったものです。

 

人間を信じすぎだぜ

ごまが肩に乗ってくるのは、こちらが座っているときだけではありませんでした。

 

一番困ったのは、2階から1階へ階段を降りるときに肩に飛び乗ってくること。

人間が3~4段降りて、ごま的にちょうどいい高さになったと判断したときに、ぴょーんと飛び乗ってきていました。

 

これは結構危なくて、たとえば人がくしゃみをして腰をかがめたりしたら、ごまはぴゅ~っと階段下まで落ちて行ってしまうことに。

ですから、育児猫家族は一時期みんな

こんな風に後ろ向きで

ごまに「だめよ、だめよ」と言いながら階段を降りていました。

 

でもこれは今度は人の方が危なくて・・・

実家の階段には手すりもなかったですからねぇ。

 

で、結局、階段を降りるときには階段の一番上に腰かけて、ごまを肩に乗せてから降りるようになりました。

 

ごまは1歳になったころ、母親になりました。

外にも自由に出していたので、父親は全くの不明です。

それまでも飼っている猫が出産したことはありました。

他の猫はみんな隠れて産んでいました。

だからごまが出産するときには居心地が良い場所を準備して、一人にしてあげようとしました。

でもごまは陣痛の最中に何度も人を呼びに来ました。

最終的に子猫がちょっと「こんにちは」しても、育児猫を呼びに来るごま。

 

結局家族全員で出産を見守りました。

かなりの難産で、子猫は1匹死産。

2匹はしばらく生きましたが、成長することはありませんでした。

 

突然の別れ

ごまはこんな風に甘えん坊で人を愛し、信じてくれる猫でした。

 

育児猫が高校受験を直前に控えた1月のことでした。

当時育児猫は早めに寝て、深夜起きて勉強をするという生活を送っていました。

起こすのはいつも新聞配達のために早起きする父。

 

いつものように育児猫を起こした父がすごくつらそうに言いました。

「ごまちゃんが死んだよ」と。

 

事故でした。

夕方、車の多い時間にごまが外に出てしまい、父は危ないからすぐに家に入れようと思ったそうです。

でもそう思った瞬間、

道の向こうから別の猫に呼ばれたごまは

道路に飛び出して・・・

 

信じられない思いで、育児猫はごまの遺体と対面しました。

玄関先で段ボールに入れられたごまの体は堅く冷たく、霜が降りていました。

 

父は受験前の育児猫にごまの死を伝えるべきかどうか、ずいぶん悩んだそうです。

でも昔の失敗を思い出して、正直に伝えてくれました。

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育児猫はとても悲しかったし、わんわん泣いて、しばらくは勉強にも身が入りませんでした。

でも、もしも父が「ごまちゃんがいなくなった」と誤魔化したら、ずっと探し続けることになったわけで、伝えてくれてよかったと思います。

 

三日ほど、ごまを思い出しては泣く日々を送りましたが、

「もしも高校受験に失敗したら、ごまのせいになってしまう」と気付いた育児猫は、部屋中に落ちていたごまの毛を集めて、お守りを作りました。

 

そしてなんとか立ち直り、第一志望に合格することができました。

 

100万円の価値がある?

先日姉と電話で話していた時のことです。

姉の家でも、現在ペットは買っていません。

でも子どもたちが独立したら、犬でも飼わない?と姉のパートナーは言っているそう。

 

姉は育児猫と同じ猫派で、

「飼うなら猫がいいよね~」という話をしていました。

二人とも犬も好きですが、出不精なので散歩が辛いのです。

 

その流れで昔飼った猫の話になったのですが、姉は

「もしごまちゃんに会えるなら、100万は出せるね」と言いました。

 

まぁ100万出しても1000万出しても会えないし、育児猫は金額に換算して考えたことはありませんでしたが、あのころそれほど猫に夢中ではなさそうに見えた姉の心にも、ごまの存在は大きかったのだなぁと妙に嬉しい気持ちになりました。

もちろん姉も猫の価値を金額で測れるなんて思っていないことでしょう。

でもそれほど可愛かったんだということを育児猫に伝えたかったのだと思います。

 

父にはいろいろ感謝することも、恨みに思うこともあるけれど、自由に猫を飼わせてくれたことには心から感謝しています。

 

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では今日はここまで。

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