家に塾の勧誘が来ました
先日育児猫家に塾の勧誘(営業)に、若いお兄さんがやってきました。
兄妹の数分ノートをくれるというから、外階段を上がってもらいました。
受け取ったノートは驚くほどしょぼかった・・・。
そのお兄さんは、育児猫家の近くでまぁまぁ有名どころの塾を新しく開校したそうな。
最初の4回は授業代無料。
その後はしつこい勧誘はしませんから、ぜひ一度来てみてください。
というのがそのお兄さんの勧誘の主旨でした。
育児猫はなんであれ、勧誘を受けるのは嫌いではありません。
特に宗教と教育関係は、面白いから好きです。
自分の得意分野で、相手がどんな話をするのか純粋に興味があるのです。
ですからその日も、話を聞くだけ聞いて
「今はとにかくしっかり遊ばせる方が大事だと考えている」
「そもそもサッカーが週に3回あるから、時間がない」
「本人は読書が好きで、読解力だけなら偏差値70はあると思う」
「東大に行きたいと言っているので、いつかプロにお世話になる日が来るかもしれない」
ということを話しました。
そして
「とにかく今は、塾に行かせることは考えていません」
とはっきり伝えました。
普通の営業さんだとそこで、資料を置いて
「では興味が湧いたらご連絡ください」となるのですが。
教育関係の営業さんは頑張って食い下がる方が多いですよね。
そう、彼らは知っているのです。
親という生き物が、子供の教育には財布が緩みやすいということを。
塾の営業のお兄さん、庭で直接子供を勧誘
育児猫が勧誘を受けている間、子供たちはお庭でピクニック中でした。
毎週のように開催されている「脳トレシリーズ」でゲットしたおやつを3人で分けながら食べているところだったのです。
お花見でも使った大きなシートを出して、そのうえでお菓子を分け合って楽しんでいました。
今回は珍しくジュース付きです。
写真を見直して気付いたのですが、干しイモをシートに直接置くんじゃない!
べたべたになるし、衛生的じゃないでしょ!
まあいっか(いいのか?)
おやつを外で食べるだけで、楽しくなりますよね。
玄関からも見える位置でしたので、営業のお兄さんも
「楽しそうですねぇ」と目を細めていたのです。
そして育児猫に脈がないと判断したお兄さん。
「子供さんに話をしてみてもいいですか?」とのこと。
教育関係の営業の基本ですよね。
子供に勉強したいと言われたら、親は財布が緩みがちですから。
でも育児猫は長男が何と答えても塾にやる気はありません。
今はそんな時期ではないですし、育児猫家のモットーは「お金をかけずに賢い子」なのですから、小学4年生で通塾なんて考えていません。
しかし、長男がどんなふうに考えているのか興味が出てきた育児猫。
営業さんが長男と話すことを許可しました。
若いお兄さんだったから、子供達も怖がらないだろうと思ったのもあります。
今どきの塾の勧誘はすごい
育児猫は洗濯物を畳んでいる途中でしたので、いったん家の中に入りました。
ただ、洗濯物を畳む洗面所の勝手口から、お庭の様子はよく見えます。
子供達の声も聞こえますので、様子はずっと見ていました。
お兄さんは子どもたちに挨拶しながら近づきました。
子供達もお母さんと話していたのを見ていたので、驚いたりはしていませんでした。
「楽しそうなところ、ちょっとお邪魔してもいい?」
と聞かれて
「いいよ~」と答える子供たち。
お兄さんは、じゃあこれをちょっと見てみてね。といって、タブレットを取り出しました。
タブレットで再生されたのは、塾の授業の楽しそうな様子。
真剣に勉強しているお兄さんお姉さん。
テストの点数が上がって喜んでいるお友達。
キャラクターによる解説が、軽快な音楽とともに流れます。
今どきは勧誘もアナログではないのですねぇ。
「子供と話すと言っていたけど、ほとんど話してねぇなぁ」と思いながら、見守っていました。
動画は5分くらいでした。
動画が終わったタイミングで育児猫も庭に出ました。
長男のリアクションを間近で見たかったからです。
営業のお兄さんは
「じゃあ塾に行ってみたいかどうか、3つの中から選んでみて。
①行ってみたい
②行きたくない
③一度だけ見てみたい
さあ、どれかな?」
聞きながら、まぁこんな風に聞かれたらほとんどの子供は③を選ぶだろうと思いました。
子供だって遠慮ってものを知っていますから、②は選びづらいからねぇ。
さて、育児猫家の長男はなんて答えるかな?
塾の勧誘に対する長男の回答
塾のお兄さんと育児猫が見守る中、長男が出した答えは
「どれでもない」でした。
①~③では自分の考えていることが表現できないとのこと。
「じゃあ、○○君はどう思ったのか教えてくれる?」とお兄さん。
長男曰く
「興味はある。結構楽しそうだなと思った。でも家の方が絶対楽しい」
とのことでした。
お兄さん、3秒ほど固まっていましたが
「そっかぁ、そうだよね。楽しそうだもんね」
とおうちピクニックを眺めて、それ以上は勧誘せずに帰っていきました。
こうして人生初の塾の勧誘を、自ら断った長男でした。
家で塾の勧誘を受けたときの最強の断り方
塾の勧誘を受けたときに最強の断り方は「子供に断らせる」だと思います。
子供本人が「行きたくない」とか「家がいい」とかはっきり言えれば、塾も引っ込まざるを得ないでしょう。
もちろん長男の答えは、育児猫にも刺さりました。
「もっと楽しくしてあげたいな」と心から思いました。
勉強が大事なことは育児猫も子供たちも、わかってはいるのです。
でも今はその時期ではないということです。
ひょっとしたら、その時期は来ないかもしれません。
勉強が向いていない子供だっていますからね。
でもいつか長男が勉強したいと本気で考えて、そのとき思春期に突入していたら、塾の力を借りることもあるかもしれません。
でも長男なら、自分で自分に合う塾を選べる気がする。
そんな風に感じた、塾の勧誘でした。
それでは今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。