高専ダゴとは
高専ダゴって聞いたことありますか?
聞いたことある方は、おそらく福岡か熊本にゆかりのある方でしょうね。
『高専ダゴ』とは、熊本県荒尾市に本店があるお好み焼き屋さんの名前なんです。
荒尾市は福岡県と熊本県の県境にあるので、『高専ダゴ』は熊本に本店がありますが、福岡にも出店しているので、福岡県民の間でもそれなりに知名度があります。
高専ダゴの「高専」は、いわゆる「工業高等専門学校」の略です。
全国に57校あり、内51校が国立、3校が公立、3校が私立です。
基本的に中学卒業後に入学、修了期間は5年間。
卒業後は準学士という称号がもらえる、あの「高専」が高専ダゴの「高専」です。
高専ダゴの「ダゴ」とは、九州では小麦粉を練って火を通したものを指す言葉だと思われます。
お店の人にもはっきりした由来は分からないそうです。
とにかく有明高専の近くに昭和38年に創業した食堂「新みつや」さんが、学食との差別化を図りお好み焼き屋さんになったのが「高専ダゴ」の始まりなんだそうです。
学生に「安くておいしいお好み焼きでおなか一杯になってもらいたい」が、お店のコンセプトなんです。
高専ダゴの口コミは「まずい」も多い
育児猫は熊本出身ですが、高専ダゴのある福岡との県境からは、かなり遠い平野部出身なので、高専ダゴに行ったことはありませんでした。
同じ町出身の旦那も高専ダゴは未経験。
でも「安くておいしくてお腹一杯」という口コミに惹かれて、
「一度は行ってみたいねぇ」と夫婦で何度か話しておりました。
ただし「まずい」という口コミもまぁまぁ見かけます。
とにかく自分で食べて見なくてはわかりません。
そこで先日GWに熊本に帰省した帰りに、立ち寄ってみることにしたのです。
高専ダゴは全部で5店舗。
こんな風に5店舗すべて熊本と福岡の県境に集中しているのです。
熊本県荒尾市と福岡県大牟田市はどちらも田舎で不便な場所です。
はっきり言って用事もない。
でもどうしても「高専ダゴ」を食べてみたかった育児猫家は、高速に乗らずに下道で熊本から福岡に向かい、途中で高専ダゴに立ち寄ることにしました。
せっかくだから「高専ダゴ 荒尾本店」へ
せっかく行くなら「高専ダゴ」発祥の店
「新みつや 荒尾本店」に行こうと、熊本県中央部から1時間強かけて到着。
ところがゴールデンウィーク中の土曜日とはいえ、時間は午後2時過ぎだったにもかかわらず、すごい行列が!
車から見ただけですが、雨だというのに軽く2~30人は並んでいたと思います。
どれくらいのペースで進む行列なのかはわかりませんが、子供3人連れの育児猫家にこの行列は辛い。
特に長男くんは一言日記に書くくらい行列が嫌い。
育児猫も旦那も並んでいる人を見た瞬間、「高専ダゴ 新みつや 荒尾本店」への入店を諦めました。
高専ダゴ 船津店へ
まぁ本店で食べたかったけれど、すぐに切り替えて育児猫家は「高専ダゴ 船津店」へ向かいました。
荒尾本店から船津店は車で15分ほどだったと思います。
幸い船津店は、育児猫家が入ると満席というくらいの混み具合でした。
でもやっぱり人気店なんですねぇ。
こんな田舎で14時過ぎに満席なんてすごいです。
結構客席も多いんですけどねぇ。
客層は学生さんも多いですが、カップルや家族連れなど、多種多様。
老夫婦もいらっしゃいました。
店内はこんな感じ
50人くらいは座れそうですね。
高専ダゴのメニューはこちら。
スペシャル1900円はぱっと見、高いと思いますよね。
でもよく見ると3人前なんです。
まぁ1人前630円ならちょっとお安いかなぁという感じでしょうか。
育児猫家は5人でスペシャルを1つ頼んでみました。
実際のスペシャルはこんな感じ
大きさ比較のためにジャンプを隣に並べてみましたw
おそらく縦30cm横45cm位でしょう。
大きいですねぇ~
高専ダゴスペシャルはお得?
完全に育児猫調べではありますが、高専ダゴは本当にお得なのかを検証してみました。
一般的なお好み焼きの大きさって大体直径17cm位(育児猫調べ)。
ここで一般的なお好み焼きの面積を計算してみると
8.5×8.5×3.14=226.865㎠
高専ダゴは3人前ということなので
226.865×3=680.595㎠
一方、高専ダゴの面積は
30×45=1350㎠
おお~
単純な面積比較だとかなりお得感がありますね。
ただし、高専ダゴは具材もかなりシンプルですし、お好み焼きと比べると厚みが若干薄かった気もします。
それでも高専ダゴは若い学生さんの「とにかくお腹いっぱい食べたいんだ~」という欲求には応えてくれることでしょう。
高専ダゴを食べての感想は「まずい」?「おいしい」?
育児猫はお好み焼きが結構好きなんですけど、高専ダゴはなんといますか
そんな食べ物でした。
高専ダゴスペシャルを頼んだわけですが、つなぎの粉物と肉、イカ、麺、卵、しか入っていないんです。
キャベツがない!
あ、麺なしを頼むと代わりにキャベツが入るらしいです。
おいしいかおいしくないかで答えると間違いなくおいしいんですけど、お好み焼きを食べたい気分の時に行く店ではないような・・・
「まずい!」という感想になるかもしれません。
いわゆるふんわり生地にキャベツの甘さと具材の香ばしさ・・・みたいなお好み焼きを求めている方は高専ダゴに行ってはいけません。
「高専ダゴ」のおいしさを育児猫があえて表現するならば、
「駄菓子感覚のおいしさ」が一番近いような気がします。
「駄菓子でおなかいっぱいになりた~い」という禁断の欲求を満たしてくれる背徳のお味。
正直食事としては少々物足りないんだけど、高専ダゴでしか味わえない美味しさがあるんですよねぇ。
ちなみに育児猫家の子どもたちは3人ともそれなりにおいしかったようです。
ただし長男だけは「普通のお好み焼きが良かった」とこぼしておりました。
まぁ人それぞれだということでしょう。
育児猫と旦那は「ぜひもう一回行って、今度は麺なし(キャベツと粉物がプラスされる)スペシャルを食べたいね」と話しております。
皆様もお近くにお寄りの際はぜひ行ってみてくださいね~
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