コロナが怖いけれど、読み聞かせボランティアにいってきました。
オミクロン株、すごい勢いで感染者が増えていますね。
育児猫の住んでいる県でも、あっという間に広がっています。
本当なら家にこもっていたいと思いますし、実際そんな理由でボランティアを今回は辞退しますという方もいらっしゃいました。
もちろん、そういう方の判断を責める気は全くおきません。
同居家族に高齢者がいるかもしれませんし、そうでなくてもコロナは怖いですからね。
育児猫も少々悩みましたが、2月3月になるともっとひどいことになっているかもしれず、その場合は読み聞かせボランティア自体が行えないかもしれません。
ひょっとしたら今年度最後の読み聞かせになるかもしれないと思いました。
しかも今回は長男のクラスでの読み聞かせだったので、参加することにしました。
育児猫が読み聞かせボランティアに参加している理由については↑の記事で書いておりますよ。
毎回本選びには悩みます
読み聞かせボランティアって、用意してある本を読むわけではないのです。
そういうシステムの所もあるかもしれませんが、育児猫が参加しているボランティアでは、各々が「これ」と思う絵本を選んでおかなくてはなりません。
育児猫家は大抵週末には図書館に行くので、わざわざ選びに行く手間というものはないのです。
ただ大きな縛りがあります。
長男のクラスで読むときには、長男が読んだことのない本を選ぶこと。
これは絶対ではないのですが、長男ができればそうしてほしいとお願いしてきたのです。
もちろん、育児猫が「これは長男は読んでないはずだ」と思ってチョイスしても、学校の図書館で読んでいたというパターンもあります。
コロナ禍で図書館が休館になり、家の本から選んだこともあります。
それでも基本的には出来る範囲で、長男が知らなそうな本をこっそり選ぶようにしています。
長男は何度も書いてきましたが、大変な読書家です。
そんな長男が読んでいなくて、面白くてわかりやすい本。
いやぁなかなかハードルが高いです。
今回読み聞かせに選んだのはこれだ!
そんな様々な縛りがあるなかで、今回育児猫が持って行ったのは
これです。
1つぶのお米
ざっくりした内容を説明すると
インドにケチな王様がいて、民から集めた米を蔵に独り占めしている。
飢饉になっても蔵から米をださない。
民衆が飢えて困っているとき、村娘が王様に褒美をもらえるような行いをする。
王様は褒美をやるというのだが、村娘は「米を一粒下さい」という。
王様は一粒じゃあ褒美っぽくないな。というと
「では一日目は1粒。二日目は2粒。三日目は4粒。4日目は8粒というように、30日間お米を毎日倍にしてください」とお願いする。
楽勝だと思った王様は「わかった」と快諾する。
ところが・・・というお話です。
高校数学をある程度真面目に勉強した人なら、「いやいや30日はやばいでしょ」とわかりますね。
最初が1粒ですから、お米は最終的に一日に2の29乗粒もらえる計算になりますから。
でも育児猫が読み聞かせに行ったのは3年生のクラスです。
村娘が褒美を王様に提案して、王様が了承した時点で子供たちに
「どれくらいになると思う?」と聞いてみました。
あ、普段はあまり話の途中で質問したり、ほかの話をしたりすることはありません。
作品の世界を大事にしたいので。
でも今回は聞くと盛り上がるかな?と思って質問しました。
一番少ない子は「60粒くらいかな?」と言っていましたね。
そこからは育児猫が
「じゃあ100粒くらいだと思う人~」
「1000粒くらいだと思う人~」
「10000粒くらいだと思う人~」
といった感じで聞いてみました。
億を超えると答えたのは一人だけ。
この子は算数の支援学級に言っている子だというから面白いですね。
ちなみに2の29乗の答えは
5億3687万912なんですよ。
どんどん増えていくお米に、目を見張る子供たち。
やっぱり読み聞かせは楽しいですね。
この本は絵もきれいですし、増えていくお米を運ぶ様がわかりやすく表現してあり、読み聞かせにお勧めですよ。
最後に
先日
上の記事で書いたように、育児猫の長男に大変失礼なことを言った男の子のことは、正直に言えば、ビンタを貼りまわしたいくらい腹を立てています。
でも長男やほかの子供たちが喜んでくれるのは、やはりうれしいことです。
「1つぶのお米」は、数の面白さを伝える絵本でもありますが、村娘が困っている村人を助けるために知恵を絞ること。
分け与えることの大切さなども学べる絵本です。
K君も多少なりとも学んでくれるといいのですが。
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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