ぽんたとは・・・
『ぽんた』が誰なのか、すぐにわかる人は当ブログのファンですねw
『ぽんた』は育児猫が次男君のために作ったフェルト人形。
屋島寺で購入したたぬきのお守りが壊れてしまって、悲しんでいる次男君のために育児猫が作ったタヌキの羊毛フェルト人形、それがぽんたです。
次男君はぽんたをとても気に入ってくれて、ランドセルに着けて登下校しておりました。
ただ毎日のようにぽんたを触ったりなでたりしていたせいでしょうか。
麻の紐が少しずつほつれ、キーホルダーから外れてしまいました。
育児猫は別の紐で麻紐を強化しました。
それから数カ月、ぽんたはずっと次男君と一緒だったのですが・・・
ぽんた行方不明
1か月ほど前、小学校から帰宅した次男君の元気がありません。
「どうかした?」と聞いたところ
「ぽんたが・・・」と涙目の次男君。
育児猫がランドセルの横を見ても、ぶら下がっているはずのぽんたがいません。
いつからぽんたがいなくなったのかは、次男君にもはっきりとはわからないそう。
育児猫も2~3日前までは着いていたような気がするものの、その日の朝がどうだったかまではわかりませんでした。
次の日、次男君は学校の忘れ物コーナーに届いていないか探してみましたが、見つかりませんでした。
育児猫も近所の交番に届いていないか尋ねてみましたが、届いていませんでした。
遺失物届にも「たぬき」と書いて提出しました。
しかし、それから1週間ほど経っても『ぽんた』は帰ってきませんでした。
小さなフェルト人形ですから、排水溝の穴に落ちることだってあるでしょうし、車に数回引かれたら原型を留めてはいられないでしょう。
次男君は悲しみましたが、ぽんたとはお別れということです。
ぽんたはきっと
育児猫はぽんたを作る時に
「次男君を守ってね。次男君と一緒にいてあげてね」と思いながら作りました。
なんといっても屋島寺のおまもりの代わりに作ったのですから、同じくらいご利益はなくても、気持ちだけは込めて作りたかったのです。
でも、ぽんたはいなくなってしまいました。
育児猫は次男君とこんな話をしました。
ぽんたはきっと旅に出たんだよ。
ぽんたは次男君の不運を抱えて、どこかにもっていってくれたのかもしれないよ?
ぽんたは帰ってこなかったけれど、次男君が今元気でおかあさんといっしょにいてくれるのは、ぽんたのお陰かもしれない。
ぽんたを可愛がってくれてありがとうね。
ぽんたもきっと次男君のこと大好きだったと思うよ。
次男君が全部信じたかどうかはわかりませんが、神妙な顔でなんどか頷いてくれました。
ぽんたβ(ベータ)?
育児猫は次男君のために二代目『ぽんた』を作りました。
子供たちがいない時間を使って、チクチクやりましたよ~
完成したニューぽんたがこちら。
ついでに↓が旧ぽんたです。
尻尾が細くなりましたねw
お顔はよりたぬきっぽく仕上がったと思うんですけど、どうでしょうね。
一番の違いは紐。
太くて簡単には切れたり細くなったりしない、頑丈な紐を選んでおきました。
出来上がった翌朝、テーブルの上のニューぽんたを見た次男君は
「おかあさん、ありがとう」とすごく喜んでくれました。
ちなみにニューぽんたの名前を何にするかは、ずいぶんと悩んでおりました。
長女ちゃん「ぽんぽんたがいいんじゃない?」
育児猫「ぽんた2だな」
長男「ぽんたβ(ベータ)にしようよ」
などと、各自勝手に候補を乱立させました。
それにしても長男のβって・・・
まぁ思春期男子が思いつきそうな、ラノベの香りのするネーミングでウケますw
結局ニューぽんたを見た次男君が
「ぽんきち」と命名しました。
ぽんきちにはしっかりと先代の仕事を引き継いでもらって、次男君を見守ってあげて欲しいと思います。