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実家の母は70代半ばです

およそ一か月前、母が職場で「右も左もわからない」と泣き出したため、結局兄が駆け付けたという話を記事にしました。

 

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結局この時はたいしたことありませんでした。

 

しかし、この騒動が原因で母は結局仕事を辞めることになりました。

 

職場の方からしたら、「突然右か左かわからなくなる人間を雇えない」ということなんでしょう。

仕方がないとは思います。

 

ただ母は昔から、家庭内でじっとしているよりも、外で働くことが好きなんです。

外で他人と関わっていたいということなんだと思います。

 

ですから、相当なショックを受けたのは事実で、退職が決まった日を境に毎日のように電話はかかってくるし、電話口で泣き続けたり、具合が悪いと泣いて姉を呼びつけたりと、兄も姉も私も少々疲弊しておりました。

 

夕方泣きながら電話をかけてくる

先日の「右も左もわからない」事件から、2週間の間に姉と育児猫がそれぞれ1度ずつ実家に帰りました。

帰ったというより、呼び出されたという形です。

「具合が悪くて動けない」とか

「もうお母さんはダメだと思う」とか言われたら無視するのも難しいのです。

 

でもまぁ実際に会ってみると、母はもりもりご飯も食べていたし、悲しいのは本当でしょうが、体は元気そうに見えました。

さらに母は姉の家に5日ほど滞在して、毎日韓流ドラマを楽しんでいたようです。

 

そして、会わない日には毎日電話がかかってきました。

正直言って、育児猫は相手をするのがめんどくさく、適当に相槌を打って、適当に話を切り上げるようにしていました。

相手をするとキリがないので・・・

 

そして、12月12日の夕方にもまた電話がかかってきました。

電話口で母は泣いていました。

これもまたよくあることで、育児猫は「はいはい」と言った感じで適当に相手をしていました。

15分ほど母の泣き言に付き合っていたら、泣きすぎたのか母のろれつが怪しくなってきました。

「大丈夫?」と聞くと、母は

「大丈夫大丈夫。ご飯食べて寝るね」とはっきり返事しました。

 

その声もちょっと歪んでいたけれど、泣きすぎているせいかな?と感じました。

ただいつもより電話がしつこかったし、少し気になったので姉には連絡しておきました。

 

そして姉から兄へ連絡が行きました。

兄妹3人の共通認識は「またか~」という感じでしたね。

 

翌日隣の人から電話がある

先日書いたように、育児猫家の隣には以前叔母が住んでいましたが、現在は別の方が住んでいます。

そしていざというときのために、隣の方には育児猫と姉の電話番号を教えてあるのです。

その隣の家に住む男性から、育児猫に電話がありました。

「お母さんが家と家の間に倒れている。今救急車を呼んだから」とのことでした。

 

すぐに救急の方からも電話があり

「とにかくだれか来てください」と言われました。

 

姉と兄に電話したところ、3人ともこの1カ月で母に振り回され過ぎて全員

やっぱり「またかぁ」という感じでした。

 

オオカミ少年といえばわかりますでしょうか?

最初はちょっとしたことで子供が駆けつけてくれていたけれど、どんどん慣れてきちゃって、ちょっとずつ冷たくなってきて、母の言動はだんだんエスカレートしてきていたのです。

 

今度は外で倒れたのかぁ。

母ちゃんそこまでやるか?

というのが、3人の意見でした。

 

それでも救急の方と病院の方に呼ばれたら、誰か行くしかありません。

入院手続きとか同意書にサインとか、やることやらないと困るのは他人なのです。

 

誰が行くかを決めるのに、少々難航しました。

電話をもらったのは午前11時くらい。

兄はどうしても外せない会議があり、行くとしたら夜になる。

姉は車がなく、体調が悪いため公共交通機関の利用が難しい。

育児猫は福岡だからどんなに急いでも熊本の病院まで3時間かかるし、子供はまだ幼稚園と小学校だから、旦那に帰ってきてもらわなくては動くことが出来ない。

 

それぞれもっともな理由で動けなかったわけですが、今回は育児猫の旦那に帰ってきてもらい、育児猫が実家まで車を飛ばして帰ることにしました。

 

思ったよりも大ごとだった

今回の母は本当に大ごとでした。

右脳の3分の1くらいの範囲に脳内出血しており、そのせいで脳が圧迫され左半身に麻痺がでて、外で倒れたのだろうということでした。

 

前日の育児猫との会話の時点で、ひょっとしたらすでに麻痺が出ていたのかもしれません。

何時間くらい倒れていたのかはわかりませんが、体の左半分に3カ所ほど床ずれが出来ていたそうですから、少なくとも数時間は外で動けなかったのでしょう。

 

母の意識レベルは低く、呼びかけにはほとんど反応できないそうです。

 

福岡から駆け付けた実の娘と言えども、コロナ禍で顔を見ることもできません。

ですから、先生の説明を受けるだけ受けて、書類にサインをするだけで病院を後にしました。

 

先生の話を総合すると

「もう一人暮らしは無理だろう」

「回復したとしても、左半身に麻痺が残るだろう」

「認知が回復すればリハビリ、回復しないなら介護施設に入居を考えるべき」

というようなことでした。

 

罪悪感にむしばまれる

今回兄妹3人、結果としてかなり母に冷たい仕打ちになってしまいました。

 

しかし、実は育児猫はあまり凹んでおりません。

経緯を考えると仕方がないと思っていますし、そもそも母からあまり愛情を受けた覚えがないのです。

こんな風に割り切れる育児猫は冷たい人間なのかもしれません。

 

でも姉は非常に落ち込んでいます。

母が倒れる前日、育児猫から「ろれつが怪しかったかも・・・」と聞いてはいたので、

「駆けつけるべきだったかな?」

「せめて電話するべきだったかな?」と後悔しているのです。

 

姉も育児猫と同じく、たいして母に可愛がられた覚えはないはずなのに、姉は優しい人なんですよねぇ。

姉自身は可愛がられていないけれど、姉の子供は母からかなり可愛がられているので、その影響もあるのかもしれません。

 

姉は日々罪悪感と戦っているようです。

姉にはもともと精神的にもろいところがあります。

そして育児猫に電話で上に書いたような後悔の念を訴え続けてくるわけです。

そうすると育児猫も「あれ?私もそう思うべきなの?」と自分の立ち位置に自信が持てなくなってきました。

 

でもですね。

育児猫は落ち込んで泣いたり、病んだりしている暇はないのです。

まだまだ育児猫の助けと愛情がたっぷり必要な子供が3人いるのですから。

 

ですから、姉にはちょっと酷かとも思いましたが

「もうそうやって落ち込まないでほしい。

私はそんな風に落ち込みたくないし、そもそも後悔していない。

姉は私にも病んでほしいのか」

というように電話で話しました。

 

それ以来、姉は少なくとも電話口では吹っ切れたように話すようになってくれました。

実際はかなり無理をしているのかもしれません。

 

姉にはお世話になっているし、元気でいてほしいと心から願ってはいます。

しかし、共倒れになるわけにはいかないので、今回はちょっと厳しく言ってしまいました。

 

母が今後どうなるかは、年明けに決めることになると思います。

前回、年金などはある程度把握しておきましたが、それでも手続きは大変です。

 

あと一番大変なのは「実家じまい」ですねぇ。

まぁ兄妹で力を合わせて、何とか乗り切るしかありませんね。

 

今日はあまり楽しくない話にお付き合いいただきありがとうございました。

 

では今日はここまで。

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