幼稚園最後の参観日がありました
このコロナ禍に本当に大変だったと思いますが、先生方の努力で先日幼稚園最後の参観日が行われました。
育児猫家の子供たちがお世話になっている幼稚園は、モンテッソーリ園なので縦割り保育が実施されています。
縦割り保育とは一つのクラスに年長・年中・年少・年少少という異年齢の子供たちが所属しているということです。
今回の参観日は年長だけの参観日にすることで、人数を減らして行われました。
また例年なら子供達から歌のプレゼントがあるのですが、今年は歌のプレゼントは無しでした。
色々と寂しく感じることもある参観日でしたが、ないよりはあったほうがやっぱりうれしいものです。
先生方へ感謝しながら、参観日に行ってまいりましたよ。
次男くんはこんな子です
次男は育児猫家の癒し担当です。
たぬき・アライグマ・レッサーパンダを連想させる黒目がちな瞳。
太っているわけではないのだけれど、ムチムチの身体。
体中から発散されている愛嬌。
そんな次男君ですが、最近は育児猫が「かわいい~」っていうと
「かっこいいって言ってよ」というようになってきました。
男の子になってきているんですねぇ。
そういえば長男は年長の時にはすでに『少年』といった雰囲気でした。
でも次男はなぜかまだ『幼児』を感じさせます。
身体は大きいんですけどねぇ。
育児猫の希望も入っているのかもしれませんね。
いつまでも小さくてかわいいままでいてほしいと思っているせいかしら。
参観日では「おしごと」を見ることができます
モンテッソーリ園での参観日で、一番うれしいのは子供が普段している「おしごと」の様子を見ることができることです。
先日の記事で紹介したような、作品になる「おしごと」もありますが、形に残らない「おしごと」もたくさんあります。
そういうかたちに残らない「おしごと」に取り組んでいる様子を見られるのは貴重ですし、形に残る「おしごと」だとしても、経過を見ることができるのは、やはり大きな喜びです。
きってあそび
次男が最初に見せてくれた「おしごと」は『きってあそび』と呼ばれるものです。
『きってあそび』は形に残りづらいお仕事の一つです。
計算式と答えは紙に書いていきますが、経過の方がずっと大切なおしごとなんです。
次男が今回見せてくれたのは4ケタ÷1ケタの計算を、切手と呼ばれる道具を並べて数えていくものです。
問題は9535÷8で、答えにはあまりもあります。
最初に割られる数の分の切手を取り出し、8人の小人に1000の位の切手から配って、足りなくなったら両替して、又配って・・・を繰り返します。
1000円の切手は9枚。
8人の小人に配ると1枚だけ残るので、これを100円切手に両替。
すると100円の切手が最初からあった5枚と10枚であわせて15枚。
8人の小人に配ると7枚残るので、これを10円切手に両替。
これが結構大変な作業でしたねぇ。
こんな感じで繰り返して、1円切手まで配っていきますよ。
緑が1000の切手、赤が100の切手、青が10の切手、1の切手も緑。
この写真だとあと配らないといけないのは1の切手だけですね。
これで全部配り終えたところですね。
今次男君はいくつずつ配れたかを確認しています。
小人一人が持っているのは『1191円の切手』
あまりは7円分の切手。
となります。
最後に次男の右手にある紙に「9536÷8=1191あまり7」と書いて、用意してある解答と比べて正解していたら終了です。
モンテッソーリ教育で誤解されがちなこと
こういう仕事を紹介すると、「モンテッソーリ園に通えば、入学のころには計算ができる」と勘違いされる保護者がいらっしゃいますが、できませんよ。
ご注意ください。
出来るようになる子もいるかもしれませんが、少数派だと思います。
「おしごと」は「勉強」ではありません。
実際育児猫の長男もモンテッソーリ出身ですが、計算は得意ではありませんし、ほかの子よりもゆっくりです。
ただし、数の本質はしっかり理解できていると思います。
小学校で習う計算はあくまでも数字の上での計算ですが、モンテッソーリ園では手を使って数えることで、分類・整理することが目的だと思います。
縫いさし
次に見せてくれたのは縫いさし
先生が用意してくださっているブラキオサウルスの台紙を使って縫いさしをしていきます。
このお仕事は年少さんからしていますが、段階があって、最初は並縫いするだけだったのが、返し縫が出来るようになり、自分で針に糸を通して玉結びや玉止めが出来るようになって・・・と、すこしずつ出来ることが増えていきました。
すごいね。
速くきれいにできるようになったね。
私が見ている15分くらいの間に全部完成することができましたよ。
残すは卒園式だけとなりました
いよいよ次男の卒園が迫ってきました。
もう幼稚園でのイベントは卒園式だけです。
こうやって書いているだけで泣きそうなので、卒園式はすごいデトックスになりそうな予感です。
次男が通い始めたころのヨチヨチもたもたした走り方が今でも目に浮かびます。
大きくなったけれど、まだまだ甘えたい盛りの次男君。
残りの園生活をしっかり楽しもうね。
きょうはここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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