お久しぶりの育児猫の思い出シリーズ。
前回は激しすぎる兄との幼少期の思い出を書きました。
今回も兄との思い出ですが、さすがにケガをするようなことはしなくなりましたよ。
まぁでもやはりというべきか、違う危険を伴う遊びになるんですよね。
兄が中高生のころ
育児猫と兄は5歳差で幼少期はとにかく一緒によく遊んでいました。
しかし、兄が中学生になったころから、あまり遊ばなくなります。
これは致し方ないことでしょう。
兄には兄の世界が広がり、私にも小学校でお友達ができてきたからです。
一緒に遊ぶことはなくなっても、兄はやはり育児猫には優しかったように思います。
高校生にもなるとバイトを始めた兄は、こっそり育児猫にお小遣いをくれたりしました。
高校の文化祭や体育祭にも呼んでくれて、連れて行った友達の分までおやつを買ってくれたりしました。
ただ私には優しかった兄ですが、父には非常に反抗的でこの頃家の中の雰囲気は非常に悪かったです。
兄の一瞬の独り立ち
兄が通った高校は工業高校だったので、卒業後はすぐに就職しました。
実家は熊本なのですが、兄の就職先は東京でした。
その2年後「結婚する人」を連れて挨拶をしに来ました。
その兄の奥さんにお会いしたのはそれが最初で最後です。
結婚1年後には、二人は離婚。
離婚の原因は兄にあったようです。
詳しくはわかりませんが、
兄は突然無一文で東京から熊本に送り返されてきました。
父や母から、後年少しずつ聞いた話を統合すると、兄は奥さんの実家に借金したり、奥さんの実家のお仕事のお金をちょろまかしたり、もう離婚だ!ってなったときに泣いたり脅したりして、相当なご迷惑をおかけしたようです。
兄が戻ってきたときは、育児猫は高校生だったと思います。
父は兄を受け入れるべきかどうか悩んでいました。
育児猫家には育児猫の10歳下にまだ小さな弟もいて、兄が家でいろいろ悪事を働いた場合、弟を育てるのも困難になる恐れがあったからです。
でも結局父は兄を受け入れました。
育児猫も兄を見捨てることは出来ませんでした。
父に「兄を家に入れたほうがいいと思うか?」と聞かれたとき
育児猫は「兄はやっぱり兄だから、許してあげてほしい」と言った覚えがあります。
兄大暴れ
結局家に戻ってきた兄は、ろくなことはしませんでした。
家のお金を盗み、私の財布からも盗み、全部パチンコや飲み代に使ってしまうという生活を送っていました。
バイト代を持って帰ったその日に全部盗まれちゃったこともあります。
父と兄は常に大ゲンカしていました。
兄が悪かったわけですが、このころ育児猫は父にも嫌悪感があり、どちらかというと兄の味方だったと思います。
色々ひどいことをされるのだけれど、憎み切れない人間なんですよ。
これは家族だからというだけではなくて、兄という人間の特性だと思います。
この頃、育児猫の知り合いが兄と初めて会うときには、
「兄は非常にダメな奴だから気をつけて。約束とか平気で破るから」と忠告していました。
にもかかわらず兄と一度会って話すと
「なぁんだ、兄さんいい人じゃん」となるのです。
そして、裏切られるんですよね。
たぶん、兄は最初から相手をだますつもりではないんです。
結果的に裏切って、だましちゃったことになるわけなんですが。
このころの兄のことを一言で表現すると
「いいやつだけどダメなやつ。」
さらにこの頃、育児猫は兄から一通り悪い遊びを習いました。
飲酒・タバコ・ギャンブル
どれもやめるのに非常に苦労しました。
高い授業料でした。
もちろん兄のせいだけではありません。
育児猫の弱さが招いたことでもあります。
でも、やはり育児猫は言いたい
「アニキよ。かわいい妹に教えることじゃないでしょ?」と。
あとビリヤードも兄に習いました。
そこまで上達したわけではありませんが、楽しかったです。
父の死
そうやって兄が家で大暴れ、育児猫と姉は反抗期という時期に父は亡くなりました。
還暦の誕生日、急に倒れてそのまま帰らぬ人となりました。
以前も書きましたが、死にたくなって死んだんだなという死に方でした。
父の死については、また別の機会に書く日が来ると思います。
父の死後、しばらくは家でグダグダしていた兄ですが、何を思ったのか又独り立ちするのです。
といっても独り立ちしてるふりをして、母に電話をしては金を無心していたようです。
母は兄に激アマだったので、すぐにお金を振り込んでいました。
兄の再婚
独り立ちから数年後、兄はまた「結婚する」と言って一人の女性を連れてきました。
母と私と姉は、どんな人でも兄と結婚して落ち着いてくれるなら大歓迎と、心からのおもてなしをしました。
ところが何がよくなかったのか、そもそも仲良くなりたくなかったのか、
この女性はずっとキレていました・・・。
ナーバスだったのかな・・・?
まあでも結局この二人は結婚しました。
この奥さんは結婚してからというもの、出産祝いや入学祝を送ってもお返しどころか、お礼の電話やメールもしてこないという鉄のハートの持ち主です。
育児猫の見立てでは、兄嫁は
心臓に剛毛がボーボー生えています。
それでも母は兄を愛しているので、せっせせっせとお祝い等は送り続けています。
兄の所には5人の子供がいるので、それなりの出費になっていることでしょうが、まぁ母が満足しているなら構わないです。
しかし、育児猫がこの兄嫁に感謝していることがあります。
兄は兄嫁と結婚してから、まともになったのです。
結婚後しばらくはフラフラしていたのですが、数年後、手に職をつけ、今では立派な管理職です。
ストレスの多い職場で大変そうではありますが、何とか頑張っています。
現在の育児猫と兄の関係
実は今、育児猫と兄は割と近くに住んでいます。
車でなら30分かかりません。
でもほとんど交流はありません。
兄が嫌になったわけではなく、兄嫁が苦手だからです。
上にも書きましたが、兄嫁に感謝はしています。
しているのですが、兄嫁とは子育て観などが違いすぎて、会っても話すこともなく息苦しいのです。
子供が2歳になる前から、子供にスマホを渡して自分も別のスマホに没頭しているような人です。
いや、いいんです。別に。
人それぞれなので。
ただ育児猫家に来ても同じなので、育児猫の子供たちも困ってしまうのです。
でも一番驚いたのは、兄嫁に手作りのお菓子を兄嫁と兄の子供たち分それぞれラッピングして渡したら、全部兄嫁が食べてしまったこと。
兄嫁には先につまみ食いをしてもらっていて、「おいしい~」と言ってくれたので、兄嫁には多めに包んでいたのです。
名前も書いていたので、勘違いはありえず、ただ美味しかったから食べたのだと思われます。
美味しいから自分の分を子供にあげるならわかりますが、おいしいから子供の分を全部自分で食べるなんて、育児猫には理解できません。
兄と子供達だけで遊びに来てくれたこともあるのですが、その後夫婦げんかに発展してしまったようで、それ以来会えていません。
どうやら妹にもヤキモチ焼いていしまうらしいです。
まぁラブラブだということなのかな。
最後に
兄と育児猫いかがでしたでしょうか?
幼少期どれほど仲良しだったとしても、大人になるといろいろ変化しますね。
特にお互いの配偶者と相性が悪ければどうにもなりません。
それでも幼少期の兄への感謝の気持ちは消えないし、何かあったら助けようとしてしまうのでしょうね。
家族ですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぽちっち頂けると大変光栄です