お母さん大好きな長男
小学5年生の長男は、赤ちゃんの頃から「お母さん大好き」でした。
お母さんさえいればいつもニコニコ。
他の人にはなかなか懐かず、次男や長女を出産するときには預かる方も大変で、苦労もありましたが、育児猫にとっては常に可愛い息子でした。
もちろん次男も長女もお母さん大好きと言ってくれます。
ただ長男とはちょっとだけ違うのです。
次男も長女も生まれたときにはすでに上に兄弟がいたため、他の人にもそれなりに懐くんですよね。
長男君の「おかあさんじゃないと絶対ダメ!」という感じは、長子ならではだったのでしょう。
そんな長男君は小学校に上がってもずっと「お母さん大好き」と言い続けてくれました。
上の記事は長男が小学3年生の時に書いたのですが、この頃は1日15回も大好きって言ってくれていたのですねぇ。
4年生になって、例えば育児猫が読み聞かせボランティアなどで学校に行ったときでも、長男君は人目をはばからず「お母さん大好き」と抱き着いてきていました。
育児猫の方が、「大丈夫かしら?マザコンだと思われないかしら?」と心配していたほどです。
長男君は良くも悪くもゴーイングマイウェイ。
人からどう見られるかをほとんど気にしないので、その時思ったことを言っちゃうのですよ。
大好きが減ってきた・・・
そんな長男君からの大好きが、最近急激に減ってきています。
ゼロになったわけではありません。
「大好き」言われる日もあれば、言われない日もあるという感じです。
長男が大好きと言ってくれなくとも、必ず「大好きだよ」と育児猫は毎日言っていますが、長男の返事は「僕も」とか「うん」が増えてきました。
言うまでもなく、育児猫はとても寂しく思っています。
そりゃあ、おっさんになっても「お母さん大好き」って言い続けるわけもなく、っていうか言い続けたら気持ち悪い訳で、どこかで言ってもらえなくなるってことは、ずっと覚悟してきたことです。
それでも、毎日、ときにはめんどくさいと思うほどに言ってくれていた「大好き」
今まで長男が生きてきた4000日ほどの間に、たぶん10万回位言ってくれた「大好き」
なんて貴重で幸せな時間だったのだろうと、今かみしめているところです。
この日に備えて・・・
実は育児猫は長男君が小学4年生のときに、長男君に頼んで一つの動画を撮っています。
それはただひたすら、長男君が「お母さん大好き」を連呼するというもの。
「長男君が大好きって言ってくれなくなったら、これを聞くんだ~」と撮らせてもらったのです。
声変わり前なだけではなく、長男君はもともと声が細くて、可愛らしい声なんですよ(親バカなんですけど)。
ぴょんぴょんしながら、ニコニコ「お母さん大好き」を連呼する長男君。
あぁ。
本当に撮っておいて良かった。
もちろん、長男君が恥ずかしい思いをしたらいけないので、この動画を見るのは育児猫が一人の時だけです。
この動画を見ると
めちゃめちゃ癒されます。
ちょっと涙が出てきます。
なんだろう。
悲しい涙ではないし、感動しているわけでもないのですけど、涙ぐんじゃうんですよねぇ。
寝る前の読み聞かせも
育児猫家では眠る前に読み聞かせタイムがあると何度かブログにも書いています。
長男はずっと「サンタックロースと小人たち」という本を育児猫にねだっていました。
それはそれは本当に1000回は確実に読まされたと思います。
この読み聞かせも最近減ってきました。
なくなったわけではありません。
次男と長女の読み聞かせはしていますし、読んでいる間長男も同じ部屋にいます。
ただその間、自分の読みたい本を読んでいて、その本の続きが気になる時には
「今日は僕の分はいいから、10分だけ本を読ませて」ということが増えてきました。
もちろん、長男の本を読む日もまだたくさんありますけれど。
寂しいけれど、読み聞かせの卒業はおそらく小学校高学年だろうと最初からわかっていたことですから、覚悟は出来ています。
でももしも長男が「僕もう、読み聞かせ、いらないから」という日が来たら、その日はこちらからお願いして
「じゃあ今日を最後にするから、もう一度だけ聞いてね」とお願いして、「サンタクロースと小人たち」を読もうと思っています。
その日は「たくさん聞いてくれてありがとう」と伝えたいです。
そしてブログに「長男読み聞かせ最後の日」と記録しようと思います。
絶対泣いちゃうな。
読めるかな・・・
先日のうれしかったこと
そんなふうに少しずつ「男子化」している長男君。
3日くらい前のことです。
その日の長男君は漫画のワンピースに夢中で、育児猫が色々話しかけても生返事です。
まぁ仕方ないことですよねぇ。
1日中大好きって言ってくれなくて、読み聞かせもいらなくって。
次男や長女は「お母さん大好き」を何回も言ってくれましたが、長男だけは「おやすみ」しか言ってくれませんでした。
それから就寝。
まだ同じベッドで寝ているのですから、親離れというほどではありません。
でも「親離れは近いんだなぁ」なんて考えながら育児猫もウトウト。
ふと目が覚めて、時計を見ると11時。
隣にいる長男君を見ると
長男君も目を開けてこちらを見ていました。
そして長男君は
「おかあさん、だいすき」とにっこり。
ズキューン(育児猫の心臓が撃ち抜かれた音)
「おかあさん、だ~いすきだよ」と抱き着いてきて、そのまま眠りました。
バキューン(同じく)
育児猫が泣いちゃったのは言うまでもありません。
たぶん、長男はわかっているのでしょうね。
弟も妹も簡単に言ってる「大好き」
自分だけなんだか言いづらくなった「大好き」
「大好き」って言ってほしいお母さん。
嫌いになった訳じゃない。
でも言えなくて・・・
きっと気にしながら眠りについたのでしょう。
それがあんな形になったのかな。
ちなみに翌朝長男に
「昨日の大好きって言ってくれたの覚えてる?」と聞いたところ
「覚えてないよ~」とのことでした。
最後に
今日は長男の「大好き」について書きました。
本当に子育てってあっという間にいろいろ過ぎ去っていきますね。
この度長男君からの寝ぼけ「大好き」をかみしめながら、思ったこと。
それは次男と長女ちゃんもいつまでも言ってくれるわけではないよね。ってことです。
長男が「大好き」言ってくれなくなったなぁとか、気をとられてるうちに次男も言ってくれなくなってた!なんてことにならないように、次男と長女との時間も大事にしたいです。
そして次男と長女の「お母さん大好き動画」も撮っておこうと思います。
↑こちら1クリックで応援よろしくお願いいたします。
では今日はここまで。
諸事情により、ランキングボタンかなり下に設置しています。
よろしかったら1クリックで応援お願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ