図書館戦争は子供用の本棚ではなかった
先日図書館戦争の話を書きました。
長男がとても気に入ったので、続編を図書館に借りに行ったことまで書いております。
そのときちょっとびっくりしたのが、「図書館戦争シリーズ」は子ども用の本棚でもヤングアダルトの本棚でもなく、大人向けの本棚に陳列されていたことです。
図書館によって違ったりするのかしら?
とにかく育児猫が思ったのは
「ついにこの日が来たのか」ってことですね。
長男のために本を借り続けてきましたが、
今までは全て児童書コーナーかヤングアダルトコーナーからお借りしていたのです。
成長を感じますねぇ。
本選びがますます難しくなった
長男のために本を選ぶという作業は年々難しくなってきました。
とにかく長男は恐るべきスピードで読みます。
直近だと図書館内乱、図書館危機、図書館革命、別冊図書館戦争Ⅰ、Ⅱを三日で読みおえました。
これまでは児童書やヤングアダルトコーナーに置いてあって、本人が怖がらなさそうな本をとにかく手当たり次第借りてきたわけですが、大人向けの本棚から選ぶとなるとさらに悩みます。
殺人事件などのミステリーは無理。
ホラーもなし。
性描写もできるだけ控えめ。
で、今はSF系のお話が好き。
図書館戦争シリーズを返却時に、次の本を探したわけですが、
育児猫があまりSF系の小説を読んでいないこともあって、どうやって選んだらいいのか途方に暮れてしまいました。
司書さんに相談
育児猫が毎週のように通っている図書館のカウンターには
「本に関するご相談、何でも承ります」と書いてあります。
今まで一度も相談したことはなかったのですが、
途方に暮れた育児猫は思い切って司書さんに相談してみることにしました。
小学5年生でSFを探しているというと、司書さんは次々タイトルを上げてくださいましたが、どれも長男が読んだものばかりです。
そこで「先日は図書館戦争シリーズを読んだのですが、図書館戦争は大人向けの棚にあったので、大人向けから探すべきなのかと思って」といったところ
「いやいや、まだまだありますから」と真剣に相談に乗ってくださいました。
その後司書さんが4人集まって、
まだ長男が読んだことがないであろう(学校でも読んでいるため、育児猫も把握できていないこともあります)児童向けSFシリーズをいくつか挙げてくださいました。
司書さんたちは「絶対もっとありますから!」と力強く言い、時間をかけていろいろ紹介してくださいました。
その日は結局、「ゲド戦記」(そういえば読んでなかった)と「獣の奏者」を借りて帰りました。
実は「獣の奏者」はすごく面白いから長男のために2~3回借りたことがあったのですが、なぜか長男は読みたがらず、そのまま返すを繰り返していて、諦めていたのです。
そんな経緯を司書さんに伝えると
でも司書さんが「無理強いはよくないですよね。でも子供さんは成長とともに気が変わることもありますから、借りてみませんか?名作ですし」とおっしゃって、今一度借りることにしました。
司書さんたちが育児猫のアバウトな相談に真剣に乗ってくださって、本当に助かりました。
もちろんこの日、次男と長女の本も借りて帰りました。
二人の本を選ぶ際には、長男の時の経験が役に立っていて、長男の時よりもずっと楽です。
獣の奏者は読み終えました
「獣の奏者」をあれほど嫌がっていた長男君。
ところが今回借りてきた本から「獣の奏者」を発見した長男は
「これ読みたいと思ってたんだ!」といそいそと読み始めて、
全4巻を二日で読み終えました。
司書さんのおっしゃる通りですねぇ。
そして今は「ゲド戦記」を読んでおります。
なんか勝手に煮詰まった気がしてしまいましたけれど、まだまだ長男未読の名作はたくさんあります。
「慌てて大人向けの棚に行かなくてもいいんだ」とほっとしました。
そうそう、図書館からの帰り際に
「ぜひ長男君にお会いしたいです。私たちも全部読めているわけではありませんから、こちらが本の内容を教えていただきたいくらいです」と言っていただけたのは光栄でした。
まぁ人見知りな長男君を連れて行ったところで、どれくらい話せるのかは不明ですけれどw
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では今日はここまで。
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