明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、石炭産業
今年のGW中の車中泊の旅を振り返っております、この『長崎&佐賀車中泊の旅シリーズ』
亀のようになかなか進みませんが、なんとか最後まで書き切りたいと思っております。
九州を中心とした『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、石炭産業』の関連遺産群は
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・山口県・岩手県・静岡県に散らばっております。
福岡なら官営八幡製鉄所。
山口なら松下村塾。
それぞれ有名なんですが、育児猫は長崎にどうしても子供を連れていきたい世界遺産があったのです。
軍艦島
長崎に車中泊に行こう!と旦那が言い出したときに、育児猫が絶対行きたいと主張したのは2カ所。
1つは祈りの丘美術館。
下の記事で行ってますね。
色々な小説の舞台にもなっていますし、かっこいいのもありますが、何よりも『崩れ行く世界遺産』というところに心を惹かれるんですよねぇ。
今日行かななくては、明日には形が変わっているかも。
ちょっと大きな地震が来たら、もう上陸できなくなるかも・・・
それに修学旅行では行かないとわかっていました。
上陸人数に制限があるから、難しいんでしょうね。
軍艦島は船で行きますよ~
当たり前ですが、軍艦島は島なので船で行く必要があります。
現在、軍艦島に上陸が許可されているのは5社。
・船名・社名
2.ブラックダイヤモンド・軍艦島クルーズ株式会社
3.さるくⅡ号・シーマン紹介
4.マルベージャ・軍艦クルーズ
5.アイランド号・第七ゑびす丸
まぁネットでみたところ、値段は似たり寄ったりです。
育児猫はGW突入直前に「長崎に行こう!」となったため、はっきり言って選ぶ余地がありませんでしたw
育児猫家がお世話になったのは『さるくⅡ号』です。
1日2回運航していますが、育児猫家は午前の便に乗り込みました。
下の写真は船を降りるときに撮ったのですが、乗り込むときには雨が降っていたんですよ。
船内はこんな感じ
乗船時に下のプレートを渡されて、首にかけておくように言われます。
これなしで上陸は出来ないということらしいです。
裏にはすごく当たり前の注意事項が書いてあります。
いよいよ軍艦島へ!
実は3人とも連れていきたかったのですが、上でも書いたようにぎりぎりで予約したため3席しか確保できませんでした。
そこで長女ちゃんには旦那と陸で待っていてもらうことに。
長女ちゃんはまだ世界遺産には興味ありませんからね。
まぁそれを言ったら次男もそれほど興味ないんですけども・・・
長女は軍艦島に行けないことよりも、母に置いていかれることが不服で涙ぐんでおりました。
が、「お父さんがおいしいアイスをご馳走してくれるよ」と耳打ちすると、元気に「いってらっしゃ~い」してくれましたw
そんな涙涙の別れを乗り越えて、軍艦島に到着ですよ~
まずは軍艦島の周囲をぐるっと一周してくれました。
かっこいいですね!
別角度から。
あまり撮影されるの好きじゃないんですが、ガイドの方が「ぜひご一緒に」と勧めてくださったので撮っていただきました。
ガイドさん写真上手ですねぇ。
上陸出来るのか?
軍艦島への上陸はその日の海の状態によって変わります。
船がそれぞれ判断する部分もありますが、長崎市からも許可が出ないと上陸出来ません。
波の高さや風の強さ、視界の善し悪し。
色んな条件がそろわなくては上陸出来ません。
現在軍艦島への上陸確率は60%ほど。
上で書いたようにこの日は朝から雨模様。
今調べてみても長崎の当日の天気はこんな感じ。
そもそも予約を入れている時点で、育児猫は天気予報を見て上陸は無理だろうと思っていました。
でも育児猫家が軍艦島に着いたときには写真でもわかるように奇跡的に晴れたんですよ。
海も穏やかで船長さんも「奇跡的に上陸が許可されました」とアナウンスされていました。
ついに上陸。
上陸は無理だろうと諦めていただけに、長男はすごく喜んでいました。
ボロボロですねぇ。
この狭い島に5000人を超える人(83,600人/㎢)が住んでいたのだから驚きですよねぇ。
東京23区の人口密度が15,175人/㎢だそうですから、すごすぎです。
人口の光景なんですが、自然の造形美でもありますよね。
↑こちらは当時の島民も利用していた島の出入り口。
狭くてびっくりですよね。
軍艦島の感想
軍艦島に行って上陸することが出来てそれだけでかなり満足しました。
軍艦島の異形に息を呑む長男と次男を見ることが出来て、本当に連れて行ってよかったと思います。
図鑑に載っていて知っているつもりでも、実際に行ったことがあるのとは違いますよね。
長女ちゃんは残念でしたが、もう少し大きくなったら一緒に行けるといいねぇ。
ちなみに『さるくⅡ号』に乗船すると、お土産として本物の石炭がもらえるんですよ。
もちろん育児猫の分は長女ちゃんにあげましたw
育児猫自身も『ダークゾーン 貴志祐介著』という作品の舞台が端島になっていて、一度は行きたいと思っていたので、本当に良かったです。
日本国内に行くべき場所はたくさんありますが、崩れ行く世界遺産である軍艦島には興味がある方は早めに行くべきですね。
台風や地震・・・いつ崩れ去るか、本当にわかりませんからね。
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では今日はここまで。
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