性教育のきっかけ
先日「性教育が必要だと思う」という記事を書きましたが、いつからどんな風な性教育を行っているかは、書く余裕がなかったので、今日は我が家の性教育についてご紹介しようと思います。
約10年前長男が生まれたときには、性教育について全く考えていませんでした。
たくさん愛して育てよう。
たくさん外で遊ばせよう。
本を好きになってもらおう。
こんなスタンスで育児していましたが、性教育の必要性については全く考えていませんでした。
最初に長男と性の話をしたのは、3番目の長女を妊娠したときです。
「赤ちゃんはどうしてお腹に来たの?」という長男の疑問に答えるために、
育児猫が用意した答えは、植物に例えたものでした。
「おしべとめしべがあってね、これがくっつくと実がなって種が出来るんだ。動物にもおしべとめしべのようなものがあるんだよ」
こんな風に答えたと思います。
当時4才だった長男はそれなりに納得したようでした。
しかしそれからどれくらい経ってからのことかは定かではありませんが、長男はまた疑問を持ち始めました。
人にもおしべとめしべがあるの?
花のおしべとめしべは風や虫がくっつけるけど、人のは誰がくっつけるの?
そこで育児猫は、植物と違って動物は卵と精子があるのだということ。
メスは卵をもっていて、オスは精子を持っていて、この二つを動物は自分たちでくっつけるの。これを受精とよび、受精した卵が赤ちゃんになっていくという話をしました。
この時も長男はそれなりに納得していたように思います。
でも、この時すでに育児猫は限界を感じていました。
「次はきっとどうやって卵と精子がくっつくのかを知りたがるだろう。どこまでどうやって教えたらいいのだろう」と悩みました。
そして育児猫は図書館においてある性教育についての本をいくつか読んでみたのです。
本を読んでわかったのは、日本の性教育が遅れているということ
性教育についての本をいくつか読んだ結果、とにかく日本の性教育が遅れているということは、すぐにわかりました。
そして、きちんと性教育を行っている国の子供たちの方が、性暴力の被害が少なく、希望しない妊娠に至ることも少ないことを知りました。
でも日本の教育現場ではとにかく性教育が行われていないのです。
性的なコンテンツは腐るほどあるというのに。
そこで育児猫は家庭で性教育をした方がいいと判断したのです。
性教育はいつからする?
性教育を始めるのは、早ければ早いほどいいと思います。
子供が小さければ小さいほど、恥ずかしいという先入観なしで、性的な話をすることが出来るからです。
もちろん性行為の何たるかを赤ちゃんに話して聞かせる必要はありません。
もしも赤ちゃんから性教育を行うので貼れば、まずは赤ちゃんのおむつを交換するときに
「おむつを替えるよ~」と声を掛けることから始めるといいでしょう。
男女ともに水着で隠れる場所と口をプライベートゾーンと呼びます。
このプライベートゾーンは親と言えども勝手に見たり触ったりしてはいけない、本人だけの大切な場所です。
プライベートゾーンという考え方を知った育児猫は長女のおむつ替えの前に意識して声を掛けるようになりました。
また普段から、プライベートゾーンの話はよくしていて、どんなに仲のいい人でも、学校や幼稚園の先生でも「見せて」とか「触らせて」とか言われたら、大きな声で「いや」とはっきり言うこと。
言えないならすぐにその場から立ち去ること。などを話しています。
性教育の教科書はアクロストン式です
「よし性教育をしよう」と決めたものの、どこまでどんなふうに話したらいいのか、一人では決めかねました。
そこで図書館に置いてあった性教育の中から、気に入った本を教科書として家におくことにしました。
育児猫が選んだ教科書は「3~9歳ではじめるアクロストン式 いま子どもに伝えたい性のQ&A」です。
この本をリビングの誰でも自由に手に取ることが出来る本棚に収納しています。
また「思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!」はロフトの本棚に収納しています。
著者のアクロストンは医師夫婦で、我が子に性教育を行いたいと思った時に、お気に入りのコンテンツが見つからなくて、自分たちで作ったという経緯で性教育に携わっておられます。
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
「おちんちんはなんで大きくなるの?」
などの子供の疑問への答え方も載っていますし
「性器いじりはやめさせるべきか?」
「性器の正しい洗い方は?」
などの大人側の疑問にも答えてくれる本です。
イラスト中心でわかりやすい本ですから、子育て中の家庭にはぜひ一冊リビングに置いておいてほしいですね。
長男は年長の頃、やはりどうやって受精するのかが気になりはじめました。
そこで育児猫は「3~9歳ではじめるアクロストン式 いま子どもに伝えたい性のQ&A」を開き、イラストを見せながら説明しました。
正直少し不安ではありました。
イラストは簡潔でいやらしくはないものの、こんなにはっきり伝えて子供は動揺しないだろうか・・・?と思っていたのです。
しかし、一通り聞き終わった長男はすごく満足して落ち着いた様子でした。
その後赤ちゃんのでき方について質問されたことはありません。
ちいさかった長男は、恥ずかしいことを聞いている自覚は一切なく、ただの知的好奇心で質問していたのです。
あのとき、ごまかさずにきちんと説明してあげることが出来てよかったなぁと、思っています。
子供が思春期を迎えていたら
「そうはいってもうちの子はもう思春期だし、今更性教育なんて」というご家庭も多いと思います。
確かに思春期に突入した子供に、突然性教育を行うのはハードルが高いですし、子供も受け入れないだろうと思います。
でも不安だし、少しでも伝えたいと思ったら、こんな動画もありますよ。
こんな動画を子供と共有する。
共有も難しいなら、動画を見るようなデバイスの履歴に残しておくだけでもいいかもしれません。
年頃の子どもなら、「性行為の同意・・・」というタイトルを見るだけで、興味を惹かれると思います。
もしも「なにこれ?気持ちわるいんだけど」みたいなリアクションを子供がとってきた場合は、落ち着いて
「大事なことだから、見ておいてほしい」とだけ伝えるといいでしょう。
最後に
現代の子どもたちの周りにはたくさんの間違った情報があります。
残念ながら、信用できない大人もいるかもしれません。
子どもたちを守るために、最も大事なこと。
それは正しい知識を身につけることだと私は考えています。
学校に任せておいたら間に合いません。
思い立ったが吉日です。
子どもから「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれて、ごまかしたことがある方にはぜひ、「アクロストン式 いま、子どもに伝えたいQ&A」を手に取ってほしいと思います。
では今日はここまで。
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