読み聞かせボランティア続けています
たまにブログでもご紹介していますが、育児猫は小学校の読み聞かせボランティアに行っています。
多くて月に2回ほどですから、それほど大変ではありません。
ただ毎回本を選ぶのは結構悩みます。
ボランティアグループ全体で「読み聞かせの本」を決定することもあるようですが、育児猫が参加しているボランティアでは、読み手が思い思いの本を選ぶことになっています。
ですから
・同じ本を繰り返さない
・年齢にあっているか
・制限時間内で読み終えるか?
・時間が余りすぎないか?
程度は考えて選びます。
先日、2年生の教室で読んだ絵本が子どもたちにとても喜んでもらえたのでご紹介しますね~
おかえし
先日の読み聞かせで読んだのは『おかえし』という絵本
『おかえし』は福音館のこどものとも傑作選の一つ。
こどものとも傑作選シリーズは名作が多いですよねぇ。
初版は1985年となっています。
この『おかえし』は童話館から送られてきた本なんですけど、手に取った瞬間「あ。これ好きだったなぁ」って思い出した本の一つです。
初版の頃、育児猫はもう低学年ではなかったはずなんですけどねぇ。
この絵本は図書室で何度か読んだ覚えがあります。
ですから中~高学年でもそれなりに喜んでもらえると思いますよ。
『おかえし』のあらすじ
あるところにたぬきの親子がくらしています。
ある日おとなりにキツネの親子がひっこしてきました。
キツネのお母さんはひっこしのご挨拶にやってきて、手土産にいちごを手渡します。
「これはほんのつまらないものですが・・・」とお決まりの文句と共に渡されるいちご。
たぬきのお母さんは大変喜んで、家の中にあるたけのこを「おかえし」としてキツネの家に持っていきます。
するとキツネは「おかえしのおかえし」に花と花びんを持ってきます。
そこでたぬきは「おかえしのおかえしのおかえし」として絵とつぼを持っていきます。
基本はこの繰り返しなんですけど、「おかえし」はどんどんエスカレートしていきます。
最後は「おかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしのおかえしです」となんと12回「おかえし」と言わなくてはいけません。
家にあるものを次々お互いにプレゼントし合うたぬきとキツネ。
最終的には・・・何をプレゼントすると思いますか?
気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね。
子どもは繰り返しが好き
「おかえし」を読み聞かせてみて、育児猫が感じたのは
「こどもは繰り返しが好きなんだなぁ」ということ。
ページを繰るたびに繰り返される
「これはほんのつまらないものですが」から始まるたぬきとキツネの「おかえし合戦」。
こどもたちは「また~?」
「もうあげるものないよ」
「わかった。もう次は家をお返しにするでしょ」
など盛り上がります。
それぞれとっても楽しそう。
あ、「おかえし」では静かな読み聞かせにはなりませんね。
そして「おかえしのおかえしのおかえしの・・・」のところでは、子どもたちが指折り数えてくれました。
「もう10回だよ!」みたいに教えてくれる子もいます。
小さい子はとにかく繰り返す本が好きですが、小学校低学年くらいの子どもでも繰り返しの本はわかりやすいし、安心感があって楽しいみたいですね。
おかえしを読み聞かせるコツ
「おかえし」を子どもたちの前で読み聞かせるときに育児猫が気を付けたことがあります。
それは「おかえしのおかえしのおかえしの・・・」と続くときに、それぞれのお返しでアクセントやイントネーションに少しずつ変化を加えたことです。
もちろん1回目と5回目の「おかえし」が同じでも構いません。
でもず~っと淡々と「おかえし」を繰り返すのではなく、少しリズミカルになるように読み聞かせることで退屈を感じさせないように工夫しました。
「おかえし」が10回目を越えるころには、子どもたちはみんな笑顔で
「いやいやそれはダメでしょ」とか
「もうあげるものないよ~」とかそれぞれ言い出します。
子どもたちのざわざわが少し落ち着くのを待ってから読み進めても、10分くらいで読み聞かせることが出来ました。
読み聞かせボランティアで「おかえし」は盛り上がるのでお勧めですよ~。
もちろん家庭での読み聞かせにもお勧めです。
優しい色合いのイラストとたぬきとキツネの楽しいやりとりで、楽しい読み聞かせになること請け合いですよ。
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