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【じゅげむ】 読み聞かせにおすすめですよ~

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じゅげむとは

「じゅげむ」は漢字で「寿限無

古典落語の一つです。

とにかく子供にめでたい名前を付けてあげたくて、いろいろめでたい言葉を並べているうちに、どれも選べなくなって全部つけちゃったら、子供の名前が長くなりすぎちゃって・・・というお話。

 

寿限無寿限無五劫の擦り切れ

海砂利水魚の水行末雲来松風来松

食う寝るところに住むところ

やあぶらこうじのやぶこうじ

パイポパイポパイポ

シューリンガン

シューリンガングーリンダイ

グーリンダイポンポコピー

ポンポコナー

長久命の長介』

これが全部名前というお話です。

 

有名ですから、なんとなくでも知っている人が多いと思います。

 

ちなみにこの名前は噺家さんによって少々アレンジされることもあるようで、必ずしも上に書いたのが正解というわけではなさそうです。

 

育児猫が参考にしたのはこちら

この落語絵本シリーズは大抵の図書館おいてあると思いますよ。

 

小学2年生に「寿限無」を読み聞かせてきました

育児猫は数年前から読み聞かせボランティアとして、長男と次男の通う小学校に月に1~2回行っています。

先日、落語の話が読み聞かせでウケた話を書きました。

 

www.ikujineko.com

↑の記事では落語の「まんじゅうこわい」を3年生の教室で読んだ時のことをご紹介しています。

 

「落語ってやっぱり面白いんだなぁ」と思い、今度は次男君のいる2年生のクラスで、さらにわかりやすいと思われる「じゅげむ」を読み聞かせてみたのです。

 

聞く前から知っている子も数人いたようですが、ちゃんとお話を全部知っていた子は少なかったようです。

 

落語絵本「じゅげむ」では、じゅげむの名前を最初から最後まで全部言うのは3回だけ。

それでも3回目には何人かの子どもが一緒に

「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・」と声を出してくれましたよ。

 

じゅげむのオチは、じゅげむとお友達がケンカしてじゅげむがケガをさせられて、それを見ていた近所のおかみさんがじゅげむのお母さんに、お母さんがお父さんに、お父さんがそれぞれ「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやあぶらこうじのやぶこうじぱいぽぱいぽぱいぽのシューリンガンシューリンガングーリンダイグーリンダイポンポコピーポンポコナーの長久命の長介」と言っている間にじゅげむと金坊は仲直りしちゃってましたとさ・・・というもの

 

子どもたちがどっと笑ってくれたので、育児猫もうれしくなりました。

 

じゅげむの魅力

じゅげむじゅげむ・・・って。

なんだか覚えたくなりませんか?

育児猫家の子どもたちは3人ともしっかり覚えています。

そして育児猫も覚えてしまいました。

 

別に暗記力が高い訳ではありません。

でもなんか覚えたくなる不思議な言葉なんですよねぇ。

 

またじゅげむのお話では、子供の名前にいろいろな意味を込めようとする親心がおもしろく表現されているのも魅力だと思います。

 

寿限無=寿、限りなし

五劫の擦り切れ=天女が地上に舞い降りて岩を羽衣でこすり、そのこすられた岩が擦り切れてなくなるまでにかかる時間が一劫。だから五劫はほぼ永遠

 

というように、わけのわからない言葉にもちゃんと意味があるのも面白いですね。

 

後半はちょっと適当なのもまた面白さなんでしょう。

 

うれしかったこと

読み聞かせボランティアでじゅげむを読んでから3日後のこと。

育児猫は交通ボランティアで横断歩道に立っていました。

 

毎年一度30分ほど黄色い旗を持って子どもたちを見送る係が回ってくるのですが、それがたまたま読み聞かせの3日後だったのです。

 

小学生はほとんどの子が元気に

「おはようございま~す」とあいさつしてくれます。

高学年になると、少し恥ずかしそうな子も出てきますね。

 

そんな中「あ、次男君のおかあさんだ!」と3人の女の子が走り寄ってきました。

 

育児猫は読み聞かせボランティアで学校に行くからか、子どもたちに顔を覚えられてるんですよねぇ。

 

育児猫が「おはよう」と声を掛けるよりも早く3人は

「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょの・・・・」と唱え始め、見事に最後の「長久命の長介!」まで暗唱してから、

「おはようございます」とあいさつしてくれました。

 

「覚えたよ!図書室で借りたの」とニコニコしながら話してくれた3人。

育児猫「完ぺきだったよ!すごいねぇ」

3人娘「他のも読んでみるね」

育児猫「面白いのがあったら、教えてね~」

3人娘「は~い。いってきま~す」

 

元気よく、3人は横断歩道を渡っていきました。

 

育児猫はとっても幸せな気持ち。

読み聞かせボランティア、たまにめんどくさく感じることもあるけれど、続けてきて良かったなぁと思えた時間でした。

 

なかなか本や文章に興味を持たない子供さんがいたら、意外と落語が入り口になることもあるかもしれませんね。

 

とくに「じゅげむ」は覚えたくなるし、覚えたら披露したくなるという不思議なお話。

そして披露したときに周りの大人が「すごいね!」とびっくりしてあげると、本にハマるきっかけになるかもしれません。

 

そういえば林修さんが本にハマったきっかけは、まだ字が読めなかったころ、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらった紙芝居を暗唱して聞いてもらってほめられたことだと話しておられたと思います。

 

まだ子供に「じゅげむ」読んであげたことがない方、一度読んでみませんか?

そうそう、「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・」は、出来れば一気に早口言葉で読みたいところ。

すこし練習してから聞かせてあげてくださいねw

 

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では今日はここまで。

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