トイレのマーク
トイレのマークと言えば、どんなのをイメージしますか?
育児猫はこんなの。
もしくは、男性側が青のパターンも思い浮かべやすいですね。
形が多少違いますが、わかりやすいですよね。
どちらもすごくわかりやすくて、世界中で認知されているピクトグラムの一つです。
このトイレのピクトグラムが発明されたのは、1964年の東京オリンピックの準備中だったそうです。
アジアで初めてのオリンピック。
世界中から訪れる多種多様な民族の人々に、文字ではなくシンボルで「トイレ」を伝えるために考案されたのです。
よくよく考えたらすごいですよね。
トイレの絵ではなく、💩の絵でもなく、トイレを伝えることが出来ていますよねぇ。
トイレ以外にも、電話や様々な競技のピクトグラムも1964年の東京オリンピックで初めて発明されたそうです。
このときピクトグラムを発明した若手デザイナー達は「社会に還元すべき」と考えて、著作権を放棄したのだそう。
このような経緯を経て、トイレのピクトグラムは世界中で使われるようになり、広く認知されるようになったそうです。
最近のトイレのマーク
ところが最近のトイレのマークってちょっとわかりにくいことがあると思いませんか?
こんなのとか
こんなのとか・・・
男女ともに黒に統一されたものが増えてきてるんですよね。
https://jp.toto.com/ud/style/plus/pdf/story01/signcolorreport2020.pdf
↑ではトイレのサインに対してのアンケート結果がまとめてあるのですが、色分けされていないと「みつけにくい」もしくは「とてもみつけにくい」と答えた人が47%にのぼっています。
そして色分けされていないサインは「やや好ましくない」「好ましくない」と答えた人は65%。
あ~よかった。
「トイレのマーク、わかりにくいんですけど?」って悩んでいたのは育児猫だけではないんですねぇ。
しかも↑の調査ではトランスジェンダーの方にもアンケートを実施されているのですが、トランスジェンダーの方も色分けが嫌なわけではないという結果。
むしろ黒一色はやはりわかりにくく、このましくないと回答している人が多いのですよね。
んじゃ、一体だれのために、最近のトイレマークは黒一色が増えているの?
男女平等?
「男は黒、女は赤っていう押しつけが嫌だ!」という方のために、黒いマークが増えてるんでしょうかね?
実は男は黒(もしくは青)、女は赤という色分けがいつからどんな経緯で浸透してきたのかははっきりわからないそうです。
ただ日本には「紅一点」という表現もあるように、かなり古くから「女性は赤」というイメージが根付いている気がします。
育児猫も「女の子だから、黒いランドセルは変だよ」とか
「ピンクは女の子の色だよ」というような
押しつけはいけないと思います。
個人で選ぶものは、完全に個人の好みで選ぶ権利がありますよね。
でもトイレは分かりやすさで選んでもいいと思うのです。
少なくとも育児猫の周りで「トイレの女子のマークが赤いのは女性蔑視だ」とか
「男女平等のためにマークの色は統一すべきだ」と言っている人はいないんですけどねぇ。
まちがう人もいると思う
トイレに行くときって、余裕があることもあるけれど、切羽詰まっていることもあります。
特に小さい子連れは切羽詰まり度が高いです。
「おかあさん、もれちゃう!」と言われて慌てているときに
「あれ?これどっちが女子トイレ?」みたいな時間は超危険。
ご高齢の方も、困るんじゃないかしら。
中国でもわかりにくいトイレのマークが問題になっていて、間違えて女子トイレにはいっちゃったおじさんが痴漢と間違えられたという記事が↓。
個人的に一番怖いのは、本当の痴漢が「マークがわかりにくくて」という言い訳を使い始めることです。
それに黒一色にしたところで「女性がスカートで男性がパンツ」というイメージを押し付けているわけですよね。
しかも男性がスカートをはく文化の国もあるわけです。
なんていうか全体的に「ジェンダー、ジェンダー、うるさい奴が多いから、とりあえず文句言われないように黒にしとくか」みたいな安易な考えで黒に統一されているように感じるのは育児猫だけかしら?
育児猫にも「すべての人に平等でわかりやすいトイレマーク」は思いつきません。
でも公共のトイレは、わかりやすさを優先して、色分けを継続してほしいなぁと思っています。
私が古いんでしょうか。
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