そもそも子どもが好き
育児猫は現在3人の子どもを育児中ですが、もともと独身の頃から子どもが好きでした。
子どもが好きだから、家庭教師をしていたほどです。
ですから買い物中などに、泣いている子どもがいると気になって仕方がありませんでした。
そして今もやっぱり気になります。
我が子を連れているので、助けてあげることは難しくても
「ママ~」と泣いている子がいれば、
「ちゃんと近くにお母さん居るかな?」と探してしまいます。
見つからなかったら、店員さんを呼びに行ったりもします。
これは別に育児猫だけではなくて、母親なら大抵そうなんだと思います。
子どもの泣き声は無視できないんですよね。
先日通学路にて・・・
育児猫は毎朝長女を車で送迎しています。
そのついでに朝、長男と次男を小学校に送っていくこともあります。
本当は歩いて元気に登校してほしい気持ちもあります。
でも猛暑だったり、寒かったり、雨だったり・・・
まぁ特に月曜日は気が重い日も多いみたいで、車で送っていくことで楽しく投稿できるのならいっか・・・と思って送っています。
先日、長男と次男を学校で降ろして、幼稚園に向かう途中でのことです。
長男たちの学校の通学路の途中で1年生の男の子(ランドセルに黄色いカバーがついていたから一目で1年生だとわかりました)が道端に座り込んで泣いていました。
周りには3人ほど高齢のご婦人方がいました。
車窓から見る限り、ご婦人方はとても困っていました。
子どもの知り合いというわけではなく、泣いているから
「どうしたの?」
「大丈夫?」と声を掛けていたように見えました。
通学路だったこともあり、育児猫はゆっくり車を走らせていましたから、ある程度様子がわかりました。
通り過ぎたけど
育児猫は車で泣いている子の横を通りすぎました。
狭い道だし、後ろから車は来ているし、急には止まれなかったのです。
通り過ぎてそのまま幼稚園まで行こうかとも思いました。
この日はたまたま長女の芋ほり遠足。
ちょっと早めに出ていたし、急いでいく必要はなかったけれど、長女は幼稚園に早く行きたがっていました。
でも座り込んで泣いていた男の子のことがどうしても気になるのです。
ケガはしていなさそうだったけれど・・・
ご婦人方が付いてるし大丈夫かなぁ。
でもなぁ、あのご婦人方がずっと付いていてくれるとは限らない。
男の子が泣いていた場所は歩道ではなく、車道の端っこ。
スマホをいじりながら運転するような車がいたら、気づかずに事故に遭うことだってあるかも。
なによりも、長男や次男があんな風に道端で泣いていたら・・・
誰かに助けてほしい。
気にかけてほしい。
そう思ったら居ても立っても居られない気持ちになりました。
結局育児猫はしばらく走らせてからぐるっと回って戻っていきました。
困り果てたおばあちゃんたち
車を男の子のすぐ目の前に邪魔にならないように停車させてから、育児猫は泣いている男の子とご婦人方の所へ行きました。
ご婦人方はあからさまにほっとした顔になりました。
やはり知っている子どもではないようです。
しかも男の子はひたすら泣き続けていて、会話にならないし、名札を付けていないから名前もわからないのです。
そこで育児猫は小学校に電話することにしました。
学校から300mほどしか離れていませんから、誰かに迎えに来てもらうこともできることを期待したのです。
育児猫の車に乗せていくことも不可能ではありませんが、何か不測の事態が起きたときのことを考えると知らない子を車に乗せるのは危険すぎますからねぇ。
学校に電話すると「すぐに向かいます」と言ってくださったので、そう伝えるとご婦人方は「じゃあよろしく」といって去って行かれました。
まぁ少なくとも15分は男の子に付き合っていたはずなので、お疲れだったのでしょう。
なかなか迎えが来ない
そこで育児猫は男の子と二人で先生のお迎えを待ちました。
色々男の子に声を掛けてみましたが、やはり会話は成り立ちません。
少なくともけがはしていないようです。
一年生ですから、ただ急に悲しくなっただけなのかもしれません。
長女は車で待機です。
ところがたった300mしか離れていないのに、先生がなかなか来ないのです。
300m・・・急いでくれば5分かからないですよね?
15分待って、もう一度電話しました。
「すぐ行きます」とまた言われました。
それから5分後。
今度は男の子のことを知っている近所のおじさまが通りかかりました。
「君はⅠさんちの子だよね?」と。
知っている人の顔を見て落ち着いたのでしょうか。
男の子は泣き止んで、おじさまの顔を見上げました。
そして「一緒に行こうか?」とのおじさまの声掛けに
小さくうなずくと立ち上がって一緒に歩き始めました。
はぁ良かった。
これで一安心・・・
と思ったのですが。
結局後を追う
おじさまを信用していなかったわけではありません。
でも子どもが知っている人なら安心できるというわけでもありません。
やっぱり先生に引き渡すまで付き合わなくては・・・
万が一にも何かあった時に申し訳が立たない。
で、育児猫は車で二人の後を追いました。
長女はすでにご立腹。
「ごめんね。芋ほり遠足には間に合うからね」となだめながら、追いかけているとやっと先生がやってきて、無事に男の子は先生に引き渡されました。
そして育児猫は男の子とおじさま、先生に手を振って幼稚園に向かいました。
放課後・・・
その後バタバタと一日を過ごし、朝の出来事をほとんど忘れた放課後に、学校から電話がありました。
お礼の電話でした。
そして男の子がよく道端で泣いていること。
普段は違う道で登校していること。
などを教えてくださいました。
夏休み明けのブルーをまだ引きずっているのでしょうかね。
お母さんやお父さんは忙しくて付き添えないのかな?
あれだけ泣いて何分も座り込むとわかっているのであれば、一人で登校させずに誰か付き添ってあげれないのかなぁ。
事件や事故に巻き込まれなければいいのですけど。
とにかくほっとしたけど、もやもやの残る出来事でした。
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