ジュニア空想科学読本
ジュニア空想科学読本というシリーズをご存じですか?
以前も少しブログで触れたことがあるのですが、
わが家にはジュニア空想科学読本が全巻そろっています。
長男が1年生の終わり頃から毎月1冊ずつ買い始めて、2年かけて全巻揃えました。
空想科学読本の児童版
そもそもジュニア空想科学読本は1996年に発売された空想科学読本のジュニア向け改訂版。
最初の頃は空想科学読本を児童向けに書きなおしていたそうですが、今ではジュニア空想科学読本の方が売れていて、ほぼ書下ろしとなっているそうです。
2018年には累計100万部を突破したんだそうですよ~
「今の子は読書しない」なんて言われることもありますが、読む子はちゃんと面白い本を読んでるってことなんでしょうねぇ。
ジュニア空想科学読本の内容
空想科学読本はベストセラーでしたし、内容をご存じの方も多いかもしれませんが、ご存じない方のために、簡単にご紹介します。
コンセプトは、「空想科学の世界を現代科学で再現すればどうなるのか?」。
例えばジュニア空想科学読本で触れられている作品は
・100まんびきのねこ(絵本)
・ゴジラ
などなど・・・
新旧のアニメ・漫画・特撮・絵本などなど、様々な空想科学作品を真面目に検証しているんですよねぇ。
ハイジのブランコ。
子供のころ誰でもあこがれた、あんなことこんなこと・・・
現実世界で再現すると・・・
知りたい方はぜひ読んでみてくださいねw
もう少し具体的にご紹介
ここまでの文章だと面白さがいまいち伝わらないので、もう少しだけ踏み込んでご紹介しますね。
本をご紹介するときにはネタバレしないように、あまり詳しく書かないんですけど、ジュニア空想科学読本は一冊に30以上に分かれているので、一つくらいいいでしょう。
ゴジラの身長は50メートルで体重2万トンという設定になっているのをご存じですか?
この設定体重は科学的にみるとギリギリオーケー。
筆者の計算によると身長50メートルのゴジラの適正体重は1万2500トン。
でもゴジラは体が大きいのだから、骨の割合が非常に大きいのだと仮定すると、これくらいの誤差はあり得る。
ウルトラマンは身長40メートルで体重3万5千トン。
あれ、計算しなくてもちょっとおかしい気がしますね。
ウルトラマンはゴジラと比べてだいぶスマートだし、身長も10メートル低いのに、体重は1.5倍・・・。
実際、計算してみるとウルトラマンは体の密度が人間の40倍。
人間の体は1g/㎤
ウルトラマンは40g/㎤。
金だって、19.3g/㎤だよ。
発見されている元素の中で最も密度が大きいオスミウムでも22.6g/㎤
一体、ウルトラマンの体は何で出来ているのか・・・?
さらにガメラへと考察は続く。
ガメラの身長は60メートルで体重は80トン。
皆さんお気づきですね。
ガメラは軽すぎるのです。
どれくらいかというと、ガメラの体の密度は0.0014g/㎤。
これは発泡スチロールの1/8。
こんな軽い物質で出来た、60メートルの亀。
迫力に欠けますねぇ・・・
最後に
上の計算は、もちろん育児猫がしたわけじゃありませんよ~
ジュニア空想科学読本は特に男子に刺さる傾向があると思いますね。
とにかく筆者が真面目に検証しているのがいいです。
それに筆者は空想科学の世界をバカにしたいわけではなくて、すごく空想科学が好きで好きで、そこを突き詰めた結果が「空想科学読本」に詰まっているんです。
ですから、全然ひねくれているとは感じません(あくまでも私は)
ちなみに長男は、次男が読んでいるのを見て懐かしくなったらしく、また全部読み直しています。
「前はよくわかんなかったけど、こういうことだったんだね」といろいろ思うところがあるらしく、買っておいて良かったなぁと思える本です。
子供だけでなく大人も楽しめます。
(旦那は育児猫が読み聞かせているのを隣で聞いて、良く吹きだしています)
読んだことない人はぜひ一度手に取ってみてくださいね~
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では今日はここまで。
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