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子供の字が汚かったら練習させるべき?

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字の美しさと頭の良さは本当に比例しないのか

先日、字が汚いと損をするか?という内容を実体験をもとに書きました。

↓の記事では、字が汚くてもそんなに損はしないという結論に達しています。

 

www.ikujineko.com

 

ただ、育児猫1人の体験とその上での考察では、信用に足りないと思う方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで今日はもっと客観的に「字のきれい・汚い」と「頭の良さ」に相関関係はないのかについて、考えたいと思います。

 

日本で硬筆の授業にもっとも力を入れている県と言えば、埼玉県です。

硬筆の授業は他県の小学校でもありますが、4B・6Bの鉛筆(硬筆書写用鉛筆)を使って硬筆の授業を行っているのは、おそらく埼玉県だけです。

この鉛筆は柔らかいだけでなく、他の鉛筆より芯が太くなっていて筆圧の弱い小さな子供でもハネ・トメ・ハライをしっかり表現できるそうです。

 

また埼玉県では「硬筆展覧会」なるものを毎年開催しているそうです。

硬筆展覧会は埼玉県内の小中高校で開催されていて、優秀な作品は「硬筆中央展覧会」で発表されるそうです。

 

実際埼玉出身の方は、字がきれいな人が多いそうですよ。

育児猫の周りには埼玉出身の方が残念ながらいませんけれど。

そんな埼玉県の子供たちの学力平均を確認してみましょう。

 

文部科学省が行っている2022年度版全国学力・学習状況調査の結果を見てみると

埼玉県は20位。

ちなみに同着20位に福岡県と神奈川県もあります。

 

47都道府県中で20位ということは、ほぼ平均と言って過言ではないでしょう。

実際、20位の平均点は全国平均を若干上回る程度の物でした。

 

学力テストで子供の賢さが全てわかるわけではないですが、ある程度の指標にはなると思います。

 

そうそう、小学生の間は各都道府県で力を入れていることが違っていて、育児猫出身の熊本県では「童話暗唱大会」なるものがありました。

あれはあれでいいんですけど、熊本県の学力ランキングは30位。

やっぱり学力には関係ないようですね。

 

なぜ字の美しさは頭の良さに比例しないのか

字がきれいだとノートが美しくなりますよね。

それは見やすいノートが書けるということでもあります。

 

なぜそれが頭の良さに繋がらないのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

実はきれいな字を書いて美しいノートを書く子(女の子に多い)は、授業中美しいノートを書くことが目的になっていて、先生の話がほとんど聞けていないという子が多いのです。

育児猫が中学生の頃、すっごくきれいな字を書く、すっごく頭の良さそうな子が、すっごく成績が悪いというのは「あるある」でした。

そして家庭教師時代にも、そういう女の子をたくさん見てきました。

そういう一見頭が良さそうで頭の悪い子は、プライドだけは高く、人に教えてもらってもなかなか受け付けないため、伸びも悪いという子が多かったです。

 

でもなぜか、字がきれいな男の子の頭が悪かったことは少なかったように思います。

もちろん例外もいましたけれど。

 

おそらくなんですが、女の子の方が社会性が高く、人からどう見られるかを気にしがちなため「人からどう見られるかを気にして字をきれいに書く子」が多いのだと思います。

男の子が字がきれいな場合「本人の能力で字がきれい」なだけで、無理をしているわけではないような気がします。

 

女の子にも字がきれいで頭がいい子がもちろんいますが、字を書くことに精一杯で理解が追い付かないなら、本末転倒だと思いませんか?

 

さらさらと美しい字を書ける子なら、問題ないのです。

でも、もともと字をきれいに書くことを苦痛に思うタイプの子に、無理やりきれいに字を書くことを強要すると、字を書くことに必死で本当の意味での勉強は進まなくなるのです。

 

子供の字が汚かったらどうする?

では自分の子供の字が、ひどく汚かったらどうしたらいいのでしょうか?

 

育児猫の答えは「どうもしない」です。

 

たまに字をきれいに書けることにすごく重きを置いておられる保護者の方にお会いしますが、正直理解できません。

 

小学校低学年の子供は筆圧が弱く、手首のコントロールも難しいため、美しい字を書くのが難しい子が多いです。

特に男の子の方が、字が汚い子が多いですね。

 

天才型の男の子には頭の中が考えることでいっぱいで、字にまで神経が行かないという子が多いそうです。

そのため天才型の字は汚いと言われているのです。

 

もし自分の子供の字が汚くて、それを無理やり強制しようと時間をかけたら、子供の脳力を奪ってしまうことになりかねません。

もちろん字が汚かったら天才なわけではないのですが、きれいな字を書くことは本人が望めば大事ですが、望んでいなければそこまで大事ではないと思います。

 

とはいえ読めない字では困るでしょう

「いやいや、でも読めない字では困るでしょう」と言いたい気持ちはわかります。

小学生の間は、字が汚いせいでテストで✖をもらうこともありますよね。

 

育児猫家の長男も、自分の書いた数字が読めなくなって、計算を間違えることがあります。

 

でも大丈夫です。

小学校高学年にもなれば、手指の力が強くなりコントロールできるようになります。

常にきれいな字を書くことは難しくても、大事な時には読める字を書くことくらいは出来るようになります。

 

そもそも大学受験はほぼマークシートですし、高校受験も正解であれば字が汚いという理由で減点されることはありません。

私の知る限り、中学受験でも字が汚いという理由で減点されることはありません。

 

ただし読めない字は困ります。

さらに言えば、どれほど美しい字でも書くのがやたら遅いのも困ります。

 

つまり受験などの大事な場面で重要なのは、

「自分にも相手にも読める字を素早く書くこと」になります。

 

そして何より大事なのは、「頭がよくなりたい」という気持ちを持つことです。

「頭がよくなりたい」

だから

「テストでいい点とりたい」

そのためには

「読めない字は書かないでおこう」

こんな風に本人が考えれば、汚くても読める字を書くようになりますし、頭はよくなりますよ。

 

それでも子供にきれいな字を書かせたいと思う方

単純に「きれいな字」と「汚い字」を比較するなら、それは「きれいな字」を書けたほうがいいと育児猫も思います。

字が超絶汚いと、たまにやっぱり恥ずかしい思いをしますしね。

手書きの機会はどんどん減っていますが、大事な人には手書きで手紙を書きたいとか、冠婚葬祭で記帳する際美しい字で書きたいとか、ありますよね。

 

でもそういうことは、大人になってからでもいいと思いませんか?

 

私自身は大人になってから、自分で必要を感じたときに、自分でお金を出して字を矯正しました。

美文字になった訳ではないですが、少なくとも恥ずかしくない程度の字が書けるようになったと思っています。

 

あ、たまにブログに直筆の画像が出てきますね・・・

あんまりきれいじゃないんですけど、あれでも本当に成長したんですよ。

 

「子供の字をきれいにしないと・・・」と焦っている方。

自分の周りの「この人絶対頭いい」と思う人の字をチェックしてみてください。

お医者さんとかいいですね。

めっちゃ字が汚い人多いですよ?

育児猫の若い頃も真っ青ですw

 

少し安心できると思います。

 

では今日はここまで。

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