母の日の悲しい記事
先日、当ブログで母の日の記事を書きました。
育児猫は大変幸せな母の日を過ごすことが出来ましたし、ブロ友さんも素敵な母の日をお過ごしの方が多かったようです。
ただ世の中、そういう幸せな『母』だけではないらしい。
母の日の翌日だったでしょうか、ネットサーフィン中の出来事で、もうたどれないのですがとにかく「母の日だっていうのに、何もしてもらえなかった」という投稿(多分X)が話題になっているという記事を目にしました。
正確には思い出せないのですが、投稿者には4人の子どもがいて、日々一生懸命頑張っているのに、何もしてもらえなくて、とても傷ついたというようなことだったと思います。
その記事には残念な母の日を送ったたくさんの母から「私もよ」とか「頑張りましょう」というようなコメントが付いていたようです。
子ども3人でも大変ですが、4人ならさらに大変なことでしょう。
子供の年齢はわからない(覚えていないだけ?)けれど、一番上の子はきっと小学生くらいにはなっているから、何かしら感謝の言葉だけでも欲しかったのかもしれませんね。
悪気はないと思う
ざっと読んだだけの記事ですし、その投稿者さんのことは全く分からない(多分海外の方だった)訳ですが、意外とこういう女性は世の中多いように思います。
残念でしたねぇと慰めたいのはもちろんなんですけど、ただ育児猫は子どもたちのためにも知っておいてほしいことがあるのですよ。
子どもたちが母の日に何もしなかったとしても、それは悪気があるわけでなくて(普段の親子関係を知らないから断言できないけれど)、単純に忘れている、もしくは気付いていない可能性が高いです。
テレビを見ていれば母の日関連のコマーシャルは増えるし、学校でも話題になることがあるけれど、何か楽しいことをしていれば、5分で忘れることがある。
それが今を生きる子供です。
特に育児猫は忘れん坊な子供でしたし、今でもかなりの忘れん坊で様々な記念日をすぐに忘れるので、忘れてしまう子供の気持ちがわかります。
忘れない人には理解しがたいでしょう。
自分の誕生日を旦那に忘れられてキレていた姉が言っていたのですが
「一年に一回のことなのに!」というセリフ。
「あぁ姉は忘れないからなぁ」と思いながら聞いておりました。
逆なのよ。
年に一回だから忘れるのよ。
週に一回だったら多分(あくまでも多分だけど)忘れない。
人生経験も足りない
そしてもう一つ、母の日に子どもたちが何もしないのには理由があると思います。
それは人生経験が足りないということ。
子どもたちは母親の愛や苦労を理解できていないのです。
まぁ当たり前と言えば当たり前なんですけども。
だから、母親という生き物がどれほど子供や旦那から
「いつもありがとう」という感謝やねぎらいの言葉を欲しているかを、理解することはできません。
もちろん子供が中高生だった場合、思春期に突入していて、恥ずかしいから何もできないという可能性もあります。
この場合は、数年そっとしておいてあげるしかないと思います。
それもまた「悪気があって」のことではないと、思春期を乗り越えた大人ならわかりますよね。
形だけでいいのであれば
世の忘れん坊な旦那さんにおすすめしたい方法としては、花屋さんに「毎年母の日に適当にお花を見つくろって届けてください」とお願いしておくこともできます。
誕生日も結婚記念日もこの方法を採用すれば怖くないですね~
奥さんはもちろん、自分も忘れててある意味『Wサプライズ!』
「忘れたふりをしていただけで、忘れていたわけではない自分」を演出することができますねw
ただし、この方法だと離婚寸前にケンカしていたり、最悪離婚していても届いてしまうという、シュールな展開もあり得ます。
(昔海外ドラマでそんなシーンを見たような気がします)。
まぁ↑の方法は奥様がサプライズ好きで、ロマンティックじゃないと成り立ちませんね。
育児猫はあんまりお花はいらないなぁ。
というか、旦那からは何もいらないなぁ。
欲しいものがあったら自分からお願いするし、サプライズとかいらないです。
むしろ、急に旦那から花を贈られたら、浮気を疑うかもしれません。
学校でも言ってくれない
育児猫家の子どもたちも、育児猫に負けず劣らず忘れん坊です。
お母さん大好きっ子ではありますが、母の日なんか覚えていられないし、カレンダーに書き込んだところで忘れることでしょう。
そういえば最近は学校でカーネーションの購入とかなくなりましたよねぇ。
そもそも学校であまり「母の日だから」というようなイベントが行われていない印象です。
「おかあさんの似顔絵」すら描いてこないですものねぇ。
これはひとり親家庭への配慮という理由らしいですね。
その是非については語りませんが、こうなってくると今の子どもたちはますます、母の日を覚えているのが難しいことでしょう。
そこで大事になってくるのは『夫』の働きですが、これもまぁあんまりあてにしないほうがいいでしょう。
育児猫家の場合
じゃあ「なぜ育児猫の子どもたちが、母の日の準備をしてくれるか?」という疑問がわくかと思います。
答えは簡単。
全部育児猫が準備しているからです。
母の日の一週間前には図書館に行って、手作りカードや切り絵、折紙など、参考になりそうな本をごっそり借りてきます。
そして画用紙やトレーシングペーパーなど必要になりそうな材料も用意しておきます。
そして、「あと一週間で母の日です」と高らかに宣言します。
「あ~今年は何がもらえるか楽しみだなぁ」
「去年は○○だったな」
などと、これ見よがしにつぶやき(普通に大声で)ます。
ここまでしても子供は忘れることがあります。
子どもたちは日々「今を生きている」からです。
そこで3日前くらいにも同じ宣言を繰り返しますし、
当日も朝から「今日は母の日だ~」と言って籠ります。
ここまですれば子どもたちは
「おかあさんは今日という日を楽しみにしている」
「何かもらいたがっている」と
理解します。
それに準備はしてあるから、
自分一人で「何を用意しよう」と考えるハードルもないため、動きやすいようです。
「察してちゃん」はやめたほうがいいと思う
もちろん子どもたちが自ら考えてプレゼントしてくれたら、それはそれでとても嬉しいと思います。
でもこちらから「母の日、何かしてほしいのよ」とお願いしたからといって、プレゼントの価値が下がるとは思いません。
もしも思春期に突入して、「もうお母さんめんどくさい」などと嫌がるようになったら「母の日準備」はやめようと思っています。
でもただ黙って待って「何にもしてもらえなかった」と嘆くのは、私好みじゃないです。
それっていわゆる「察してちゃん」だと思うのですよ。
相手が大人ならある程度の駆け引きを楽しんでもいいかもしれない(それも私はめんどくさい)けれど、子供相手に「黙ってたけれど、実はお母さんも感謝されたいの」は、なんていうか不毛。
「それくらい子供でもわかるはず」と思うかもしれないし、理解してほしい気持ちは分かります。
でも「子供の時に親の気持ちが100%理解できていた」なんて人はいませんよね?
親子と言えども、テレパシーは使えないのです。
母の日(誕生日でも)に子どもたちから何かしてもらうことをすっごく楽しみにしているんだよ~と言葉と態度で伝えることで、
「おかあさんも楽しみにしてるんだ!」と子どもたちが知ることは、相手の気持ちを考える一助になるのではないかと考えます。
そして将来、結婚したときにひょっとしたら
「僕のお母さんは母の日をすごく楽しみにしていたから、僕の奥さんも楽しみにしているはず」と考えられるナイスガイに育つかもしれません。
女の子なら「ああ~。あのときのお母さんの気持ちがわかる」とわかってくれるかもしれません。
何よりも、子どもから母の日に手作りのものを受け取ると、とにかく幸せな気持ちになりますから、結局自分のためなんですけどねw
もちろん最初に紹介した「母の日に何もしてもらえず嘆いているおかあさん」が自分から何もアピールしなかったかどうかはわからないんですけれど、なんとなくなんにもせずに静かに楽しみにしていたような印象を受けたのです。
そして育児猫の周囲も、そういう女性が意外と多いという印象です。
それでもいいんだけれど、もしも何にもしてもらえなくて嘆いたり、ましてや不機嫌になったりするのであれば、アピールしてみたほうが良くない?と思ったというお話でした。
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では今日はここまで。
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