- 下鼻甲介粘膜焼灼の読み方
- 年中鼻炎で鼻詰まりがひどかった
- 下鼻甲介粘膜焼灼を受けた理由
- 下鼻甲介粘膜焼灼術をうける
- 鼻に麻酔薬をしみこませた包帯を詰め込む
- いよいよ下鼻甲介粘膜焼灼
- 下鼻甲介粘膜焼灼の効果
- 下鼻甲介粘膜焼灼術を受けてから10年後
下鼻甲介粘膜焼灼の読み方
皆さん突然ですが、下鼻甲介粘膜焼灼読めますか?
自信を持って読める人はきっと花粉症とか鼻炎で悩んだことがある方、
もしくは、お医者さんなんじゃないかと勝手に推測します。
それくらい普段は目にしない言葉ですよねぇ。
ちなみに下鼻甲介粘膜焼灼=『かびこうかいねんまくしょうしゃく』と読みますよ。
下鼻甲介粘膜焼灼とは簡単に言うと
鼻の奥の粘膜を焼くことです。
この焼き方にはいろいろ方法があるようですし、
焼くのではなくて、下鼻甲介を切り取る術式もあるようですね。
なんのためにこんなことをするかと申しますと
花粉症や鼻炎で、鼻水・鼻詰まりなどがひどい人の症状を緩和するためです。
年中鼻炎で鼻詰まりがひどかった
実は育児猫はおよそ10年前、下鼻甲介粘膜焼灼を受けました。
理由はもちろん鼻水・鼻詰まりがひどかったからです。
育児猫は花粉症だけでなく
猫アレルギー・ハウスダストアレルギーも持っています。
ひどくなったのは20代後半から。
もう一年中鼻水がずるずる
鼻が通っている状態がどんな感じだったか忘れてしまっていたほどでした。
夜は口を開けて寝ていましたし、
気付いたら鼻をずっとこすっていました。
かゆいし苦しいし、肌はあれるし、本当にきつかったです。
でもそんな辛い症状でも日常になってしまえば
それほど気になりません。
慣れきっていたんですよね
下鼻甲介粘膜焼灼を受けた理由
万年鼻づまりに慣れていた育児猫。
そんな育児猫がこのままではいかん!と思う事件がありました。
それは長男の出産。
妊娠中はそれほど気にならなかったのですが
出産でいきむその時
助産師さんに「鼻から息を吸って!」と声を掛けられたんです。
上の記事で書きましたが、
出産は本当に死力を尽くす大仕事です。
「鼻から息を吸って」と言われた育児猫。
鼻から吸えないことに軽くパニックを起こしたんですよ。
まぁ代わりに口から吸えばいいだけなんですけどね。
でも鼻から吸ったほうが腹式呼吸しやすいですし
若干楽かもしれません。
でもとにかく鼻から息ができないことで
出産時本当にしんどい思いをしたのです。
妊娠中に使える抗ヒスタミン剤もありましたが
あまり効果なかったんですよねぇ。
そこで何とか薬に頼らずに鼻詰まりを治すことは出来ないか?
といろいろ調べてたどり着いたのが
下鼻甲介粘膜焼灼術だったのです。
下鼻甲介粘膜焼灼術をうける
長男が生後半年くらいになったころ、
第二子を希望していた育児猫は今のうちに鼻詰まりを何とかしようと
下鼻甲介粘膜焼灼を行っている病院を探しました。
当時住んでいた場所から通院可能で
たくさん手術の経験がありそうな病院を選びました。
診察を受けた育児猫はきっぱり
「下鼻甲介粘膜焼灼を受けたいです」といいました。
でも担当医は
「まず薬で様子をみましょう」と手術はあまり勧めたくない感じでした。
それでも育児猫は
「私は長男出産のとき死ぬかと思いました」
「第二子を考えていますが、今先生が勧めようとしている薬は妊娠中は服用できないんじゃないですか?」
「長男の時点で高齢出産でしたから、様子を見るための時間はないのです」
と立て続けに訴えた結果、
手術してもらえることになりました。
鼻に麻酔薬をしみこませた包帯を詰め込む
まずは何はともあれ麻酔です。
包帯に麻酔薬をしみこませたものを両方の鼻に詰め込みます。
包帯の長さが何メートルだったのかわかりませんが
「え?そんなに入れちゃうの?」っていうくらい
ギューギューに詰められました。
多分その時の育児猫はカピバラみたいになっていたと思います。
そのまま15分ほど待たされて、
包帯を抜き取ってからさらに注射で麻酔を打たれました。
いよいよ下鼻甲介粘膜焼灼
いよいよ焼かれます
レーザーで焼く方法もありますが
育児猫が受けたのはコブレーターによる下鼻甲介粘膜焼灼でした。
レーザーは粘膜の表面を焼くのに対して
コブレーターは粘膜の下に電極をさして電気を差して焼きます。
そのためコブレーターの方がレーザーより長期的な効果が見込めるのです。
そんなコブレーターでの焼灼を受けた感想。
正直に言えばかなり怖かったです。
鼻毛が燃える匂いがしますし、
麻酔が効いていて痛くはないのですが、
ぎゅーっと押し付けられるような感触はありました。
イメージとしては、鼻の中にはんだごてを突っ込んで
ジュージュー焼いてる感じでした。
時間は両方で15分ほど。
終わった時には全身汗だくでした。
下鼻甲介粘膜焼灼の効果
焼灼術を受けたその日は痛み止めをもらって帰りました。
それから2~3日は匂いもわからないし
鼻水も止まらないし、
手術前よりひどかったかもしれません。
でも1週間もすると、鼻の通りがよくなってきました。
3回ほど通院しましたが一度も鎮痛剤や鼻炎薬をもらう必要はありませんでした。
ただ1か月の間、びっくりするくらい固い鼻くそが出てくるのは驚きました。
なんだったんだろうか?
魚の骨ほどの硬度の鼻くそが何度も取れました。
あれって下鼻甲介粘膜の残骸だったのかしらねぇ。
下鼻甲介粘膜焼灼術を受けてから10年後
下鼻甲介粘膜焼灼の効果は永続的ではないそうです。
どれくらい効果が続くかは人によってまちまちだそうです。
育児猫の場合は、実はいまだに絶好調です。
たま~に風邪などで鼻が詰まることはありますが
「あ~前はこんなんだったなぁ」と懐かしく思うほどです。
ネットで口コミを見ると下鼻甲介粘膜焼灼を受けて後悔している人もいるようです。
そもそもの原因が違うのか。
病院が悪いのか。
下鼻甲介粘膜焼灼を受ける前より悪化したと感じる人さえいるようです。
でも育児猫は本当に受けてよかったと思っていますし、
もし再発したとしても、また受けに行くことでしょう。
ちなみに鼻が通って出産が楽になったかと申しますと
そこは全然楽にはなりませんでした!
でも「鼻から息を吸って」と言われたときに
「すぅ~~~~」と思いっきり吸えて
「あぁよかった」と思ったのは覚えています。
鼻詰まりがひどくてつらい方は、
下鼻甲介粘膜焼灼術も検討してみる価値はあると思いますよ。
そして病院で「かびこうかいねんまくしょうしゃくじゅつ受けたいんです」と、ぜひドヤ顔で言ってみてくださいw
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では今日はここまで。
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