ホタルは夏の風物詩ですね
『夏は夜。
月の頃はさらなり。
闇もなほ。
蛍の多く飛び違ひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。』
と書いていますねぇ。
蛍は古くから、日本の夏の風物詩だったようです。
ちなみに育児猫家の長男君は小学二年生の頃、枕草子にハマって「枕草子絵本」を自作したこともあるんですよ。
昔は日本人にとって身近だった蛍。
しかし蛍が生息できるのは、清流がありコケが生えていて、静かで飛び回れる場所があり、風の影響を受けづらいところ・・・というように、かなり限定されます。
そのため現在の日本では、蛍を普段の生活の中で見れる人は稀だと思います。
見たいなら、見れる場所に行くしかないんですよねぇ。
育児猫家もコロナ禍前に、一度だけ蛍観察に行ったことがあったのですが、子どもたちはあまり覚えていない様子。
コロナも5類に引き下げられて収束に向かっているこの夏。
久しぶりにみんなで蛍観察に行ってまいりました。
福津市ほたるの里
福岡県にはいくつかのほたる観測ポイントがありますが、育児猫家の近くには残念ながらありません。
今回は「福津市ほたるの里」に行ってまいりました。
6月10日土曜日、午後7時に到着です。
元気いっぱいですねぇ。
写真ブレブレですw
7時だとまだこんなに明るいんですねぇ。
ほたるの里には無料の駐車場が60台分あります。
午後7時の時点では半数ほどが埋まっていました。
午後8時には満車になり、待ち時間が発生していたようです。
これはネット上で拾ってきた画像ですが、右手前の階段で座って蛍を待つことが出来ます。
蛍が飛び始めるのは20時ごろから。
ほたるの里には広い芝生公園もありますので、暗くなるまで子供たちは鬼ごっこして遊んでおりましたよ。
蛍は見れたのか?
肝心の蛍は見れたのかと申しますと、動画をご覧ください。
こんな感じです。
たっくさんいるわけではないけれど、「ただ一つ二つなど・・・」って感じですね。
ただ私のスマホでの撮影だとこれが限界ですが、遠くの光まで撮影することが出来ればもっと幻想的な映像になったかと思います。
目を凝らして探さなくても、すぐわかるくらいには蛍が生息していましたよ。
あと多分種類が違う蛍もいまして
多分ヒメボタルなんでしょうね。
点滅がすごく早い蛍もいましたよ。
昆虫大好き次男君
育児猫家の子どもたちは全員それなりに虫が好きですが、特に好きなのは次男君。
どうしても蛍を間近で観察してみたかったようです。
でもたくさん鑑賞しに来られている方もいる中、網で捕まえるなんて無粋なことはできません。
でも幸運なことに次男君の手の平に一匹だけ蛍が飛んできてくれました。
飛び交う蛍に向かって、30分ほど手を伸ばしていて立っていた次男君の粘り勝ちですね。
もちろんしばらく観察した後は、飛んでいくのを見守りましたよ。
人がたくさんいる場所からそっと離れて、この写真だけフラッシュをたかせてもらいました;
3人とも、よく観察することが出来て満足したようです。
蛍の思い出
育児猫が子どもの頃は、熊本の田舎に住んでいたこともあり、蛍なんて珍しいものではありませんでした。
小学1年生の夏だったと思いますが、実家の裏手を流れていた小川に蛍が大発生したことがあります。
川の土手の草むらを、無造作に両手で抑えると2~3匹の蛍を捕まえられる位、大量の蛍でした。
当時はイルミネーションなんて言葉は知りませんでしたが、幻想的な美しさで忘れられない思い出です。
記憶の中の「蛍」と比べると、今回子どもたちと見た「蛍」はちょっと貧弱で寂しい気持ちになってしまいますねぇ。
でも子どもたちがいつか「小さいころ家族で蛍を見に行ったんだよ」なんて言いながら、家族で蛍を見ることが出来るように、せめて現状を守っていきたいものです。
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