今日は土曜日ですが
脳トレシリーズは今週までお休みさせていただきます。
予定がいっぱいで解くひまがなさそうなので
来週からまた頑張ってもらう予定です。
今日は去年の10月に書いたけれど
公開できなかった記事を出したいと思います。
悩みはいつでもある
育児猫自身、『悩みなんて一つもない』みたいな時期は45年の人生を振り返っても一度もないような気がします。
でも今ほど重い悩みを抱えた時期も珍しいでしょう。
どうするのが正解なのかは、たぶん誰にも分らないのでしょうが、ブログに書くことで自分の気持ちや周りのことを整理してみたいと思います。
姑と小姑
姑はこんなひと
よいところ
育児猫の姑は素晴らしい人です。
70を超えていらっしゃいますが、大変お元気でおしゃれな方です。
詳しく原因を聞いたことはありませんが、育児猫の旦那が幼児だったころからご主人と不仲になり、離婚されています。
それから女手一つで3人の子供を立派に育て上げられました。
旦那には姉が1人、妹が1人います。
旦那と私が結婚する旨を伝えたときには泣いて喜んでくださいました。
実はその日に婚姻届けを出すことになったのですが、笑って証人にサインをくださいました。
3日後にお会いしたときには、100万円お祝いに包んでくださいました。
別に資産家とかではありません。
今でも週5で働いておられます。
でも『育児猫ちゃんが好きなことに使いなさい』と言って渡してくださったのです。
お陰で育児猫は普通免許を取得することができましたし、そのおかげでいま子供たちの送迎ができています。
姑の良いところは『人の文句を言わない』ところ。
姑の口から愚痴を聞いたことがありません。
いつも誰かの良いところを探して、話している人です。
私の少々変わった育児も「素晴らしいわねぇ。育児猫ちゃんは偉いわ」といつも認めてくださいます。
県外のため、コロナでお会いできていないのが本当に残念です。
あ、こうやって書いていると育児猫の普段の不義理っぷりが身に染みる。
今日はせめて子供たちの動画でも送ろう。
わるいところ
育児猫は姑の悪いところは気にならないのですが、旦那を含む3人の兄弟姉妹は姑の世話好きなところがめんどくさいと感じているようです。
誰かの具合が悪いと聞くと、すぐにお寺に参りに行ってお札をもらってきます。
「大丈夫」と言ってもお見舞いに駆けつけます。
でも何をするわけでもなく、「どうしましょう」といって、悩まれる方です。
育児猫から見ると、「あぁ本当に心配されているのだな」と感じるのですが、実子から見ると「何もできないんだから、家で待っといてほしい」となるみたいなんです。
あと物を捨てられないのも欠点かもしれません。
ただこれは70代くらいの方には非常に多い欠点だと思います。
「もったいない」「いつか使うかも」「せっかくいただいたのに」
を繰り返して、なかなか家が片付かないようです。
でもいつも笑顔でやさしい姑で、育児猫は実母より大好きです。
小姑はこんな人
小姑は旦那の姉と妹で二人いるのですが、今回関係あるのはお姉さんのほうなのでお姉さんの話を書きます。
お姉さんは若いころにご結婚されて、二人の女の子を育て上げられました。
子供が幼いうちに離婚され、慰謝料も養育費も受け取れない状態で女手一つで立派に育てられました。
今は中部地方にお住まいです。
子供たちは二人ともう社会人で別に暮らしています。
育児猫はめったにお会いできませんが、お会いするときにはいろいろお気遣いくださいます。
気軽に何でも話せる方ですし、さっぱりされていて気持ちがいいです。
育児猫は実の姉と仲良しですが、義理の姉さんも好きです。
悩みって何?
姑とも小姑とも仲良しなら、何にも問題ないのではないの?と思いました?
よくある『嫁vs姑』でも『嫁vs小姑』ないのです。
義姉さんがガン
実は4年くらい前だったと思うのですが、お義姉さんの胸にガンが見つかりました。
検診で見つかったそうです。
見つかった時点でステージ2。
乳がんのステージ2での5年後の生存率は90%を超えており、ご本人は「大丈夫大丈夫」と笑っておられました。
すぐに左胸を全摘。
リンパ節もごっそり摘出されたそうです。
手術から3カ月後くらいにお会いする機会があって、そのとき「後学のために」と術跡を見せてくださいました。
大変な手術だったのだなぁと感じました。
姑には秘密
実はガンが見つかって手術をしても一切、姑(お義姉さんの実母)には何も教えていません。
「騒いでも無駄なのに、騒ぐから嫌だ」と理由をおっしゃっていました。
育児猫も闘病するのはお義姉さん本人なので、姑には悪いと思いながらも秘密を守ることに同意いたしました。
その後コロナ禍になり、お会いできない日が続いていたわけですが、たまにlineでやり取りしていても、特にガンの話題が出ることもなく、快方に向かっているのだと思い込んでいました。
ガンの転移
ところが先月メールが来まして、
骨に転移していること。
元の腫瘍も大きくなっていること。
余命半年と告知されたこと。
延命する気がないこと。
等が淡々と書かれていました。
今は終活中だそうです。
姑にはいつ言うの?
なんとまだ、誰も姑に言っていないのです。
ご本人も妹さんも、弟である育児猫の旦那も、姑の孫でお義姉さんの、娘たちもみんな知っているのに、姑にだけ言っていないのです。
え?言わないの?最後まで?
どうやらお義姉さんの希望は「最後まで姑には言わない」らしいのです。
本人の意思か。残されるものの気持ちか。
私は母ですから、どうしても母の立場として考えてしまいます。
もし我が子が先立ってしまったら、もうそれだけでこの世の終わりのような気持になるでしょう。
どうやったら立ち直れるのか想像もできません。
事故などでの突然の別れでも辛いけれど、娘が一人で長く闘病した上に、お別れを言うこともなく早逝してしまったら・・・。
無理無理。本当に無理です。
堪えられない。
こんな秘密は抱えられない。
姑が嫌な奴なら堪えられたかも。
でもいい人なのですよ。
本当に。
でもお義姉さんの気持ちも優先させたい。
人には生き方を選べるように、死に方を選ぶ権利もあるはずです。
本人が「静かに逝きたい」と望んでいるのに、義理の妹である私が出しゃばってはいけないと思っています。
でも姑、ショックのあまりに寿命が尽きてしまわれるかも。
ここはだから旦那に頼るしかないと思うのですが
育児猫の旦那の最大の欠点は
『優柔不断』
とにかく悩む時間が長いのです。
もう時間は残っていないのに。
間に合わなかったらどうしよう。
育児猫が言うべきかな。
でもお義姉さんに合わせる顔がないな。
とりあえず今週、旦那にお義姉さんに電話して説得を試みるように頼んでいます。
これでだめなら・・・どうしよう
最後に
今日は重めの悩みを書いてしまいました。
書いてみて確信しました。
育児猫はたぶん、姑に話すでしょう。
出来れば直接お会いして話したい。
こんな悲しい話を電話で済ませるなんて・・・。
でもお会いするのは難しいかもしれない。
とりあえず旦那の説得に期待します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
追記:この記事は冒頭にも書きましたように、2021年10月に書いたものです。
書いては見たものの、どうしても公開する気にはなれませんでした。
匿名でいろいろ設定を変えているとはいえ、当時者が親に話せないでいることをブログに上げることに強い抵抗を覚えたからです。
しかし、結局育児猫の説得が功を奏し、旦那が姉を説得。
先日お正月にみんなであつまったとき、話されていました。
ここからは二人の様子を見ていての推測ですが、
姑も実は知っていたようでした。
誰かがやはり先に話していたようなのです。
そしてお義姉さんも、ある程度伝わっているはずだとわかっていらしたようでした。
あぁ素敵な親子だなぁ。
そうやってある程度、上手に距離感を持っておられたのだな。
育児猫、勝手に心配しすぎだったようであります。
お義姉さんは今のところお元気です。
余命を宣告されても、奇跡的に回復されることもあります。
姑は「きっと大丈夫よ」と笑っておられました。
もちろん涙ぐんでもおられましたが。
育児猫も離れたところから、祈っています。
長くなりましたが、本当に今日はここまでです。
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