読み聞かせ続けております
何度か当ブログでは子どもたちへの読み聞かせについて記事にしてきました。
長男が赤ちゃんのころから、育児猫はとにかく出来るだけ毎日読み聞かせをするようにしていました。
この習慣は長男が思春期に突入した今でも続いていて、毎晩3人分の読み聞かせを行います。
最近は長男が『伝説の武器防具がわかる本』
300ページ以上ありますから、一晩で全部読むわけではありません。
「今日は草薙剣ね」とか
「今日は如意棒ね」とか
「今日はバトルアックスとトマホーク」みたいに分けて読んでおります。
長男は自分で一読していますが、さらに理解を深めたいのか、ただ育児猫に読ませたいのか、とにかくここ1カ月ほど『伝説の武器防具がわかる本』を読み聞かせております。
次男と長女は『ジュニア空想科学読本シリーズ』を選ぶことが多いですが、絵本を持ってくることもあります。
部屋を分けているんだけど・・・
長男は今1階和室で一人で寝ております。
育児猫夫婦と次男と長女は2階の寝室で寝ます。
読み聞かせはまず、和室で長男に。
次に2階に上がってから、次男と長女に行います。
長男の読み聞かせが終わったら、長男に
「おやすみ~」と言って、和室の電気を消すわけですが、長男はいつも布団から抜けだして、2階についてきます。
そして育児猫が次男と長女のお話を読む間、じゃれてきて読むのを邪魔します。
育児猫の首にぶら下がったり(ほぼヘッドロック)、目隠ししたり(コンタクトレンズが何度かずれました・・・)、本と育児猫の間に頭を突っ込んできたㇼ・・・
なかなか読めない・・・という読み聞かせタイムが続いております。
なんとか長男の邪魔を交わしながら読み終えると、長男はあっさり下に降りて、すぐに眠りにつくのです。
大きくなっちゃったのよ
長男のこういう行動は突然始まったわけではなくて、たぶんずっとこうだったんだと思います。
今までは長男が小さくて非力だったから、育児猫がちょっと体重をかければ長男の動きを制することができたわけです。
ところが長男はそろそろ160cm。
育児猫は170cmありますが、もう手足の長さはほとんど変わりません。
体重は育児猫の方がずっと重いですが、長男は体つきが少しずつがっしりしてきており、力強くなってきました。
今までのように簡単には長男のおふざけを止められなくなってきちゃったのですよ。
しかも長男は「おかあさんだから大丈夫」と思っているのでしょうか、全力でやってくるけれど、こっちは痛い思いはさせたくないから手加減せざるをえないわけです。
で、結局こっちが少々痛い思いをしながら、かわしたり、くすぐったりしながら読み聞かせているわけです。
なぜか読み聞かせが体力勝負になっております。
(長男は長女や次男に痛い思いをさせることはありませんから、加減ができないわけではないのです)
いえばわかってくれると思うけれど
長男に「おかあさん、もうどこそこ痛いから、読み聞かせの時じゃれてくるのをやめて」といえば、長男は聞き入れてくれると思います。
でも育児猫はそれをこの半年ほどでしょうか、言わずに堪えてきました。
なぜ言わないのか?
それは「長男が甘えてくれることがうれしいから」です。
ベッドの上で、育児猫にじゃれて、笑って、はしゃぐ長男君。
可愛いなぁって思うのです。
それに長男が甘えてくれるのは、不思議と読み聞かせの時間だけなんです。
赤ちゃんのころから続けてきたからなのかなぁ。
他の時間はほとんど甘えてくれなくなったけれど、読み聞かせの時間だけ思いっきり甘えてくれる長男君。
少々大変でも受け入れてあげたい気持ちで、これまで頑張ってまいりました。
限界を迎える・・・
しかしアラフィフの育児猫が伸び盛りの小6の長男を片手間に制するのは、どんどん大変になってまいりました。
そして先日、ついに育児猫の首が悲鳴を上げたのです。
長男が抱き着いて(ヘッドロック?)きた瞬間、首が『ビキッ』となって、しばらく動けませんでした。
その日はちょっと真剣な顔で「今日はおとなしくしてね」とお願いして最後まで読み聞かせをして、あわててシップを貼って冷やしました。
幸い翌日には少し痛むかなぁ位に回復していましたが、育児猫は長男とのじゃれあいに限界が来ているのだなぁと悟りました。
寂しいけれど、どこかで区切りをつけなくてはなりません。
育児猫が長男のせいで、本当に体を傷めてしまったら、長男だって悲しむことでしょう。
育児猫は長男に読み聞かせ時のじゃれあいをやめるようにお願いすることにしました。
今まで言わなかった理由
次男と長女の読み聞かせの前に、ちょっと時間を作って長男と話をしました。
育児猫「おかあさん、最近長男君がふざけすぎて痛い思いをすることがあるよ」
長男「・・・」
育自猫「でも、今まで叱ったり、やめて!ってきつく言ったりしたことはないでしょう?」
長男「うん」
育児猫「なんでだと思う?」
長男「う~ん。叱るのが嫌だから?」
育児猫「まぁ叱るのは好きではないけど、それだけじゃないよ」
ここまで会話が進んだとき、突然次男君が口をはさみました。
「うれしいからでしょ」と。
なんだか、胸の中が複雑な気持ちでいっぱいになりました。
次男君から見ても、うれしそうだったんだなぁ、私。
ちょっと恥ずかしいような泣きたいような・・・
長男を見るとちょっと驚いたような顔をしていました。
育児猫は「次男君、正解!」と言いました。」
そして「次男君がぎゅうぎゅうしてくれるのもすっごくうれしいのよ」と付け加えると
「知ってるよ」と答えてくれました。
続けて長男に「甘えてくれるのが、可愛くてうれしかったの。叱って長男君が甘えてくれなくなったら寂しくて、それで叱らなかったんだよ」
「でもね。長男君が大きくなって、力も強くなって、たまに危険を感じるの」
「もしもお母さんがけがをしたら、長男君も悲しいよね」
「だから、もう力いっぱいお母さんにじゃれないようにしてください」
長男は「わかった」と言ってくれました。
そしてその日、長男は育児猫にぴったりくっついて、おとなしく読み聞かせを聞いてから1階に降りていきました。
↑の会話から1週間。
長男はたまにふざけてきますが、「ちょっと加減して」というと、すぐに力を抜いてくれるようになりました。
おかげで幸せな読み聞かせタイムは今も続いております。
本を好きになってほしくて続けてきた『読み聞かせ』。
でも長男が思春期を迎えた今、親子の貴重な時間として『読み聞かせ』続けてきて良かったな・・・ってしみじみ感じています。
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では今日はここまで。
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