初めての妊娠
2011年の夏頃から、育児猫は不妊治療に通っていました。
旦那と結婚して一緒に暮らし始めて、4カ月ほど経ってからのことです。
まだ新婚でしたが、育児猫は当時すでに30代半ばでしたから、少々焦っていたのです。
当時は愛知県に住んでいて、近隣で一番有名で不妊治療に定評のあるクリニックに通っていました。
そして忘れもしない2012年2月2日。
この日はクリニックに通い始めてから5回目の排卵日。
実は育児猫の子宮や卵巣には特に問題がなくて、それまでタイミング法(排卵日に仲良しして妊娠を目指す方法)に頼っていました。
でもなかなか妊娠に至らないので、旦那の方を調べてみようと言われていたのです。
そこで2月2日は朝から仲良しして、旦那の精子を体内に持ったままクリニックに行って検査してもらう予定でした。
不妊治療に長く通っておられる方からしたら、たった5ヶ月の話なんですが、もうすぐ高齢出産になる育児猫は、旦那に異常がないかどうかも出来るだけ早く調べておきたかったのです。
ところが2月2日の朝、滅多にない大雪で道路状況は最悪。
外を一目見た旦那が「今日は車に乗ったらだめ」と言ったのです。
心底がっかりした育児猫。
「また次の排卵日まで、旦那の検査はお預けか~」とため息をつきました。
しかしその日は排卵日ですから、念のため夜仲良ししたのです。
そしてその2週間後、市販の検査薬でフライング判定したところ陽性でした。
陽性のラインを見た瞬間。
目の前が一気に明るくなりました。
比喩ではなくて、本当に瞳孔が開いたんだと思います。
それまでに経験したことのない、一瞬。
目もくらむような多幸感。
トイレの中でしばらく余韻に浸っていたことを覚えています。
2度目の妊娠
育児猫は結婚前から3人子供が欲しいと思っていました。
でも授乳している間は生理が来ない体質だったため、長男出産後1年以上妊活は一切考えませんでした。
長男の授乳が終わったのは1歳2か月の頃。
2013年の年末でした。
生理が再開するとすぐに近くの産婦人科に通い始めて、タイミング法による妊活を始めました。
でもその産婦人科に半年ほど通いましたが、妊娠する気配はありませんでした。
行っている治療法は長男の時と変わらないのに、なぜか信用できない感じもしていました。
その産婦人科はあまり不妊治療に力を入れておらず、なんとなく育児猫は雑に扱われていると感じていたのです。
そこで不妊治療で有名な病院に転院しました。
セントマザー産婦人科医院です。
すごく人が多かったですし、不妊で通っている方が多い病院に当時かわいい盛りの長男を連れていくのは申し訳なく、通いづらいなぁと思って尻込みしていました。
それでも長男に弟か妹を作ってあげたかった育児猫。
旦那に協力してもらい、通うことにしたのです。
駐車場には長崎・山口ナンバーは珍しくなく、なかには練馬や品川ナンバーの車もありました。
セントマザー産婦人科医院は、不妊で悩んでいる方が日本全国から集まってくる超有名な病院なのです。
おかしな話かもしれませんが、初診の時受付に記入しながら
「ここならきっと大丈夫」と感じました。
すると次の生理予定日には判定薬で陽性を確認できたのです。
初めての時と同じだけの驚きではありませんでしたが、やはり強烈な多幸感に包まれたことは覚えています。
妊娠してからは、セントマザー産婦人科には通いませんでした。
不妊で悩んでいる方に申し訳なかったので、すぐに近くの産婦人科に転院しました。
3度目の妊娠
次男の出産は2015年の春。
やはり授乳期は生理が来ませんでした。
3人子供が欲しかった育児猫ですが、さすがに2人子連れで不妊治療に通う気にはなれませんでした。
それに高齢出産で2人子供に恵まれただけでも、十分幸せだとも思っていました。
ですから3人目は自然に任せることに。
しかし次男の授乳が終わって、最初の生理後、次の生理は来ませんでした。
そう授乳後、1度目の排卵で自然妊娠したのです。
生理予定日から3日後に検査薬で陽性を確認しました。
もちろん望んでいたので、多幸感を感じました。
でもそれ以上にキツネにつままれたような気持がしました。
長男の時も次男の時も、病院に行ってhcg注射を打ち卵を育てて、クロミッド(排卵誘発剤)を服用して、排卵日を狙って仲良しして、安静にして・・・
それなりにお金も手間もかけて、やっと妊娠したのに・・・
今妊活している方へアドバイスするとしたら
もちろん妊娠判定役で陽性を確認したからと言って、それですぐに赤ちゃんに会えるわけではありません。
育児猫はたまたま3人とも無事に出産できましたが、おなかの中で無事に育つかどうかは、誰にもわかりません。
でもまずは妊娠(受精)しなくては始まりません。
夫婦ともに体には何の問題もないのに、なかなか妊娠に至らずに悩んでいる方、多いですよね。
そういう方は、やってみたいことは何でもやってみたほうがいいと思います。
病院を変えてみる、治療を進めてみる、やめてみる・・・
なんでもいいから、女性が試してみたいことはどんどん試してみること。
試したくないなら試さないこと。
とにかく女性にストレスをかけては、妊娠率はぐっと下がるんだと思います。
結局、「できてもできなくてもいっか」と思っていた長女の時が一番早く妊娠できましたし、もっとも焦っていた長男の時が一番時間がかかりました。
女性の身体はデリケートだなぁと思います。
妊娠を望んでいる女性が全員妊娠できるわけではありません。
育児猫はとても幸運でした。
奇跡の積み重ねで、今の幸せがあるんだなぁと、今回の記事を書きながら実感しなおしました。
今妊活されているすべての方に、幸運が訪れますように。
では今日はここまで。
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今週のお題「人生変わった瞬間」