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ねずみのとうさん アナトール

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ねずみのとうさん アナトールとは

『ねずみのとうさん アナトール』をご存じですか?

『ねずみのとうさん アナトール』は童話館出版が出版している絵本です。

文:イブ・タイタス

絵:ポール・ガルドン

訳:晴美耕平

 

 
ポール・ガルドンは動物の画は、表情が豊かで、育児猫も大好きな絵本画家のひとりです。
 
この『ねずみのとうさん アナトール』を、最近育児猫家の次男(小学1年生)がとても気に入っていて、寝る前の読み聞かせの本に選ぶことが多いのです。
 
今日は次男君お気に入りの『ねずみのとうさん アナトール』の魅力をお伝えしたいと思います。
 

「ねずみのとうさん アナトール」はフランスが舞台

アナトールはタイトル通り、ねずみの父さんです。

愛する妻と可愛い子供たちと暮らしています。

 

おはなしの舞台はフランス。

絵本の裏表紙はフランス国旗のトリコロールになっていて、最後の裏表紙もトリコロールです。

挿絵もすべて青・白・赤と黒だけで描かれていて、とってもお洒落。

 

和訳された晴美耕平さんの腕なのでしょうが、登場人物のセリフもなんだかフランス映画のセリフみたいなんですよ。

 

『ねずみのとうさん アナトール』あらすじ

フランスで家族と暮らしているアナトール。

家族のために人間の家に忍び込み、食料を頂く毎日。

それがねずみの仕事なのです。

 

ところがある日、アナトールは仕事中に人間の会話を聞いて、ねずみがひどく人間に嫌われていることを知るのです。

汚らわしく、卑しく、フランスの恥。

それが人間から見たねずみ。

 

アナトールはとても傷つきます。

自分の仕事に誇りを持てなくなってしまったのです。

 

友人に相談しても

「それが人生ってものさ」と諭されてしまいます。

 

とても落ちこんだアナトールですが、妻からの言葉にヒントを得て、人間に喜ばれる仕事をする方法を思いつきます。

 

それは「チーズの味見係」。

チーズ工場の試食室に忍びこみ、たくさんのチーズに5段階評価と一言アドバイスを書いたカードを差し始めます。

 

このチーズ工場はアナトールのおかげで大繁盛。

 

アナトールはねずみだけれど、人間に感謝され、尊厳を持ち、立派な地位まで手に入れることに成功します。

 

そしてその成功を独り占めするのではなく、友人にも同じ機会を与え、その後も仲良く一緒に働くのでした。

 

子供が喜ぶポイント

子供が喜ぶポイントはいくつかありますが、まずカッコいいセリフ。

アナトールが人間に忌み嫌われていることを知った時に

「ぼくの自尊心はどうなるの?ぼくのほこりは?めいよは?」というセリフがあるのですが、とてもカッコいいですよね。

人間だって、こんなセリフはなかなか言いません。

仕事や生き方に対する、アナトールのプライドを感じるセリフです。

 

またチーズに差すカードには

「とてもまずい。すてなさい」というこっぴどい評価のカードもあるのですが、これを読むと大体子供たちは爆笑です。

アナトールの仕事への真剣さもうかがえますね。

 

そして仕事に成功したとうさんねずみアナトールを祝福するおかあさんねずみとこどもたち。

全員がアナトールの仕事を誇りに思い、アナトールを愛しているのが伝わってきます。

 

「ねずみのとうさん アナトール」は大人にもお勧めですよ

『ねずみのとうさん アナトール』はちょっと長めなので、読み聞かせするなら小学校低学年くらいからだと思います。

もちろん、長いお話が聞ける幼稚園児なら大丈夫。

 

そして、この絵本は大人にもお勧めの一冊です。

与えられた当たり前と思われる立場で満足しない。

自分の知恵と努力で自分と家族を幸せに導くとうさんねずみ。

きっと胸が熱くなると思いますよ。

是非一度読んでみてくださいね。

ちなみに続編も出ていまして

こちらは育児猫家にはなくて、図書館で借りて読んだだけですが、やはりとてもおもしろかったです。

 

ちなみに育児猫家の次男が一番好きな場面は、子供たちがおとうさんの仕事がうまくいって一緒に喜んでいるところだそうですよ。

 

では今日はここまで。

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