今週のお題は「名作」
「名作」と言われて最初に思いつく作品は、人によってかなりばらつきがでることでしょうね。
小説、映画、あたりが多いでしょうか。
でも漫画やアニメにも名作がたくさんありますよねぇ。
育児猫は本が好きではありますが、実はいわゆる「名作」と呼ばれる小説とは相性が悪い気がします。
期待しすぎて読むせいもあるのでしょうけれど、それほど面白いと思えないことが多いんですよねぇ。
たとえば川端康成の「雪国」は正直よくわからない。
断片的でつながりが途切れている印象。
それがいいんだという人もいるだろうけれど、高尚過ぎて私にはわからない。
太宰治の文章からは、暗い怒りを感じていつも落ち着かない気持ちになる。
登場人物の感情の振れ幅が激しすぎて付いていけない。
夏目漱石は「坊ちゃん」と「こころ」と「吾輩は猫である」を読んでいて、それなりに面白いけれど、「面白かった本ベスト100」を選出したとしてもどれも入らないと思う。
私に選ばれなくても、漱石先生ががっかりすることはないでしょうが。
とにかく「名作」と言われる小説で「面白かった!」と素直に思えたのはアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」位でしょうか。
ミステリーを名作と呼ぶことに、違和感を感じる人もいるかもしれませんけれど。
映画で名作と言えば
映画の名作には好きなものもあります。
例えば「ローマの休日」
オードリー・ヘプバーンは本当に妖精のようで、子どもの時に初めて見たときから魅せられましたねぇ。
「レオン」
あれを恋とか愛とか呼んでいいのかわからないけれど、マチルダとレオンの結末は切なすぎる。
ジャンレノ渋かったなぁ。
最後のシーンがずっと胸に残るんですよねぇ。
私はモーガン・フリーマンをこの映画で知りました。
ただ名作と言われる「タイタニック」は正直苦手でした。
劇場で観たんですけど、3時間以上あってすごく退屈でした。
まぁそもそも恋愛ものがあんまり好きじゃないっていうのもあるんですけど、レオナルド・ディカプリオとケイン・ウィンスレットが全然いいカップルに見えなかったんですよねぇ
「出会ったばかりのチャラ男のために、何もかもを捨てる決心をするお嬢様」っていうありえない設定に全く感情移入できなかったっていうのもあります。
ディカプリオが沈んでいくシーンでは、周囲の観客がとにかく泣いていて、嗚咽する人までいて、逆に冷めてしまいましたねぇ。
「だって、死ぬって序盤からわかってるでしょ」って思ったりもしましたねぇ。
まぁひねくれていたのですよ、若かりし私は。
タイタニックは劇場に観に行っていた知人・友人も多くて
「すごく良かったよね?」と言われるたびに
「う~ん。あんまり好きじゃない」と正直に答えて、何度となく空気を悪くしてしまった苦い思い出がある映画です。
一番好きな「名作」といえば
育児猫が好きな名作と言われて、最初に思い浮かべるのは
「世界名作劇場」ですね。
いやぁ本当に名作ぞろいでしたよね。
一番を選ぶのは非常に難しいのですが、やっぱり「あらいぐまラスカル」でしょうか。
最後のシーンは号泣必至。
というか、今思い出しても秒で泣ける。
育児猫はよく動物を拾う子供だったので、実際あれに近い経験をしたこともあるため、すごく感情移入しちゃうんですよねぇ。
「フランダースの犬」はちょっと悲しすぎて・・・。
「愛の若草物語」のジョーに激しくあこがれた時期もありました。
今、名作劇場のようなアニメ作品はありませんよね。
なんでもかんでも「昔が良かった」っていうおばちゃんにはなりたくないのですけれど、あんなふうに名作と子どもをつなげてくれるアニメは復活してくれたら嬉しいなぁと思います。
世界名作劇場といえば
世界名作劇場と言えば、アニメそのものもよかったんですけれど、それ以上に心に残っているのがアニメソング。
育児猫はアニソンおたくなのですよ。
今のアニメソングは「これはアニメソングなの?」みたいな歌が多いですが、当時は本当にアニメ専用の歌が多かったですよねぇ。
名作劇場のアニソンで一番好きなものを選ぶとしたら、「小公女セーラ」かなぁ。
なんかちょっと暗い雰囲気だったけれど、すごく作品とあっていたんですよね。
「私の胸の片隅に咲いてる・・・」
とにかく、当時のアニソンは良かった。
名作劇場に限らず
なんなら「宇宙戦艦ヤマト」とか「銀河鉄道999」とか「キン肉マン」とか「うる星やつら」とか「キャプテン翼」とか、全部オープニングとエンディングを名曲として後世に残してほしい。
あ~キャッツアイの「デリンジャー」(有名じゃないほうのオープニング)を熱唱したい!
まぁ残そうとしなくても、今の世の中全てネット上に残っていますけどね。
なんだか「名作」の話だったのに、最近の歌についていけないおばちゃんのつぶやきになってしまいました。
今週のお題「名作」