もうすぐ冬休み
皆さん、寒くなってまいりましたね~。
もう12月ですもの。
育児猫は先週末熊本で結婚式に参列。
自分の結婚式以来の和服着用で、月曜日までぐったり。
火曜日は折り紙で持っている折り紙の本の中でも難易度Maxのグリフォンを作って、現実逃避して過ごしておりました。
お尻とか尻尾とか誤魔化しちゃってるけど、初めてなんとか形にできましたw
めっきり寒くなってきたというのに、今日のタイトルは「夏休みの宿題」
実はこの時期ならではの「夏休みの宿題」の話題があるのです。
3人とも絵画を提出しました
育児猫家の子どもたちが通う小学校では、毎年ドリルやプリント類とは別に、選択課題の提出が求められます。
絵画や作文、調べる学習コンクールや自由研究などから、自分のやりたいことを一つ選んで仕上げて夏休み明けに学校に提出するのです。
今年は3人とも絵画を提出しました。
長男は県が主催の絵画コンクール。
次男と長女は町が主催の絵画コンクールに提出しました。
そして次男君は調べる学習コンクールにも提出しました。
町が主催の絵画コンクールのテーマは自由で、入賞率は高い(4人に1人は入賞できます)です。
県主催の絵画コンクールはテーマが決まっていて、およそ20人に1人位が入賞できます。
長男だけ厳しいコンクールへと提出したわけですが、同じコンクールに去年も提出して受賞しているので、なんとなく「相性がいい」と感じているのかもしれません。
こういう夏休みの選択課題のコンクールの結果が出そろうのが今の時期なんですよね~
製作過程
実は3人の子どもたちの制作過程は、同じとは言えません。
長男はどんな構図にするか?どんな色にするか?文字は何色にするか?などを一つ一つ育児猫と相談します。
育児猫が長男の意見を交換しながら、別紙にざっくり下絵を描きます。
それをもとに長男が画用紙に描きます。
基本は本人に任せますが、塗り方や色の選択に悩んで相談されたら、「こんな色は?」とパレットに作ってみたりもします。
あまり手を出さないようにしていますが、長男のレタリングが雑なので、アウトラインは育児猫が修正しました。
まぁ純粋に長男だけの絵とはいえませんねw
次男君はテーマも構図も自分で決めました。
夏休みに捕まえた昆虫をメインにした迫力のある構図です。
でも細かいところは相談してきます。
特に色選びにはずいぶん時間をかけていました。
あと背景をどうしたらいいかわからない、というので一緒に虫をいろんなところに置いて、考えました。
絵にはほとんど育児猫は触れませんでしたが、虫の触覚だけどうしてもうまく描けないと相談されて、別紙に育児猫が下絵を描きました。
こちらも次男君だけで描いたとは言い切れないかな・・・
長女ちゃんも次男君と同じく、テーマも構図も自分で決めました。
今年の夏休み、最初のキャンプで海に落ちる夕日をみんなで眺めたときのことを、絵にしていました。
長女ちゃんは育児猫の助けを一つも必要としませんでした。
もちろん長男や次男と絵と比べると、稚拙ではありましたが、小学1年生が一人で描いたにしては、ずいぶんと素晴らしい絵が完成しました。
受賞結果
まずは長男くん
今年も入賞しました。
育児猫もするだろうと思っていました。
とある公共施設で展示されていたので、家族みんなで記念撮影をしに行きました。
長男は「僕はおかあさんがいないと描けないから」と謙遜していましたし、実際そうかもしれませんが、最後まで描き切ったのは長男ですから、しっかりほめちぎっておきました。
次男君の絵も入賞しました。
(調べる学習コンクールの結果は内緒にしておきます。受賞者の名前がネット上に出回ることもあるので、基本的に調べる学習の結果はブログでは公表しません)
こちらは町のコミュニティセンターに展示されたので、やはり家族で記念撮影しに行きました。
次男君は「僕が描いた!」と鼻高々。
嬉しそうな様子で育児猫も嬉しくなりました。
そして長女ちゃん。
残念ながら入賞ならず。
長女ちゃんはかなり自信があったらしく、悔しそうでした。
育児猫から見てもかなり上手な絵だったのですが・・・仕方ありませんよね。
育児猫は「すごく上手だったよ。長女ちゃんは自分だけで描ききったし、すごく立派だったよ」と褒めました。
残念ながら作品は返ってこないので、自宅に飾ってあげることも出来ません。
長女ちゃんはしばらく悔しさを引きずっておりました。
夏休み中に仕上げる絵などの作品には、我が家も含めて、ある程度の割合で大人の手が入っているわけです。
長女ちゃんの絵は確かに上手ではありましたが、大人のアドバイスなり手助けなりを受けた絵には勝てなかったということかなと思います。
学校の図工の時間に
福岡県では毎年学校の時間の作品から入選作品を選ぶ「児童画展」が開催されています。
長男も次男もこちらに入選したことはありません。
二人曰く「とにかく時間が足りない」のだそう。
まぁそうだよね・・・夏休みはゆっくり考えて、ゆっくり描いてって出来るし、お母さんのアドバイスももらえるわけですから、同じようには出来ないことでしょう。
ところが先日の放課後。
長女ちゃんが息を弾ませて見せてくれたのは
「児童画展入選のお知らせ」でした。
とある公共施設で今後展示されるとのこと。
「これは絶対家族で観に行こうね!」と約束しました。
長女ちゃんの誇らしそうな顔。
育児猫もすごくうれしくなりました。
校内で仕上げる絵画ですから、大人の手助けが入っていないわけです。
みんな同じ土俵。
こういうときの長女ちゃんは強いんだなぁと育児猫は感心してしまいました。
3人の違い
長男は慎重。
頭の中で何度もシミュレーションして、恐る恐る描き始めて、時間をかけて完成させます。
育児猫のアドバイスを必要とするし、受け入れてくれます。
次男も慎重ではありますが、長男よりは「自分で!」の気持ちが強いと思います。
基本的には一人で決めて、アドバイスも欲しくはない。
こっちが勝手に「困ってるかな?」と思って出すアドバイスには迷惑そうな顔をします。
でも困ったら素直にアドバイスを求めるし、そういうときは受け入れます。
長女は大胆。
下絵も描かずにいきなり画用紙に描き始めます。
そのため「いやいや、それはないでしょう」みたいなことになることもあるけれど、長女ちゃんにしか描けない素敵な絵が完成します。
長女ちゃんはアドバイスは絶対に受け入れません。
むしろアドバイスされるとあえて逆方向にいこうとするタイプです。
ですから「そこは違う色がいいんじゃない?」と思っても、決して口に出してはいけません。
3人それぞれ違って面白いなぁ
絵画に限らず
今回の結果を受けて、育児猫は「それぞれいいなぁ」と思いました。
絵画に限らず、今後もそれぞれの良さを発揮できるといいですよね。
長女ちゃんは一人でガンガンやっていくタイプ。
器用だし、やる気満々タイプなので、結構うまくいくでしょう。
でも人の意見を聞かないから、きっと壁にぶつかることもあるでしょう。
それでもとことん自分でやってみることには、価値があると思います。
長男は慎重すぎて、時間が足りなくなるタイプ。
将来的には研究者の道を進みたいと最近は思っているようなので、それでいいのだと思います。
それに他者からのアドバイスを受け入れることが出来ることは、いい方向に働くことがあると思うんですよね。
もちろん自分で決めないといけないこともたくさん出てくるから、決断力は鍛えていった方がいいと思うけれど。
次男君は長男と長女のハイブリッド。
いいとこどりに見えるときもあるけれど、悪いとこどりにみえることもあります。
将来は三ツ星をもらえるうどん屋さんを開業したいそうなので、人の意見に耳を傾けるのも、オリジナリティを追求するのも大事ですねw
とにかく親バカですが、3人とも素晴らしい。
受賞するかどうかだけで価値が決まるわけではないけれど、3人の賞状を眺めながらニヤニヤしちゃう育児猫なのでした。