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フリーに働いた父との思い出

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フリーランスで働いた経験はありません

育児猫自身はフリーランスとして働いたことはありません。

フリーターだったことはありますが、フリーランスだったことはないのです。

 

フリーランスとは「企業や組織に属さず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主」のことだそうです。

 

フリーターとは全く違うのですね。

家庭教師だった頃も、企業に属してはいたのでフリーランスとは言えませんでした。

フリーランスは自営業とも微妙に違うようです。

 

ただフリーランスという言葉に法律上の定義はないようですので、自営業なのかフリーランスなのか難しい場合もありますね。

 

今思えば父はフリーランスだった

今から45年前、育児猫の父は脱サラし自営業を始めました。

きっかけは単身赴任していたため子供の誕生に立ち会えなかったこと。

そのときの子供とは私です。

 

私は出産予定日から1日遅れで生まれまして、体重はなんと4,400gだったそうです。

育児猫は母との折り合いが悪く、仲良し母娘とはいえませんが、4400gの育児猫を普通分娩で生んだということに関しては、「すっげぇえ」と心から思っています。

 

www.ikujineko.com

 

 

私が生まれたという一報を受けて、一日遅れで産院に駆けつけた父は、看護師さんに抱っこされた私を見て「なぜこの赤ちゃんはこんなに大きくなるまで産婦人科にいるのだろう?」と不思議に思ったそうです。

 

とにかくそんな大事な瞬間に家族のそばにいれないという状況が嫌になって、自営業を始めることを決めたそうです。

 

この話を父から聞いたときには、子供だった育児猫。

「お父さんは私たちのことが大好きだから、会社を辞めて家にいてくれるんだ」と素直に感激したものです。

 

それまで父が働いていた企業は、今でも存続している大企業です。

当時40歳だった父は所長と呼ばれる地位にいたそうで、それなりに出世していたのでしょう。

給料もたぶんそれなりに良かったのではないでしょうか。

定年まで勤めていれば退職金もあったことでしょう。

 

しかし父は「ガラス屋」という、今ではほとんど見かけないニッチ気味な自営業を選びました。

場所や時間をある程度自分で選べるという意味では、「フリーランス」だったのだと思います。

当時は「フリーランス」なんていう言葉はありませんでしたが。

 

父のフリーランスは正解だったのか?

これ非常に難しいです。

父がサラリーマンを続けていたら、母は専業主婦だったのだと思います。

 

でも育児猫の知る限り、家にいたのは父で、母が外で働いていました。

母はかなり不調法な人で、子供の面倒を任せるのが不安だったと父はよくこぼしていました。

実際、育児猫は母のせいで犬に顔面をかまれて、8針縫ったことがあります。

 

他にも母のおっちょこちょいでは済まない失敗は枚挙にいとまがないほどで、母が育児をつづけていたら、育児猫は死んでいたかもしれません。

 

父は器用で話が上手で、子供を遊ばせるのも上手でしたから、小さいころは父に育てられて幸せだったのだと思います。

 

ただとにかく貧乏でした。

父は非常に手先が器用な人でしたので、仕事はよく出来ていました。

話が面白くて人が良かったので、それなりに人脈もありました。

 

それでも、そもそも需要が少ない仕事ですし、単価もそれほど高くありませんでした。

ですから、育児猫家の懐事情は常に苦しかったのだと思います。

 

習い事なんかしたことがありません。

中学になっても塾にさえ通えませんでした。

問題集も買ってはくれませんでした。

中学に上がる前から「大学には行かせない」ときっぱり言われていましたし、実際年の離れた姉は、進学校で常にトップ5に入っていたにもかかわらず大学進学をさせてもらえませんでした。

今思うと奨学金を受ければ行けたはずなので、お金の問題だけではなかったようにも思えます。

とにかく父は、子供を大学に入れる気がありませんでした。

 

家の中には生活必需品と言われるものでも、ないことがありました。

中学生のときに、少ないお小遣いをためて自分でアイロンを購入したこともあります。

 

シャンプーとリンスなども無くなったら無くなったまま、しばらく放置されていました。

石鹸で洗ってバサバサになるか、しばらく洗わずにオイリーになるかの2択を迫られました。

 

そんな生活を何年も子供にさせた上に、最終的には借金を残して死んでしまった父。

 

フリーランス。正解だったのでしょうか。

ん~でもなぁ。お母さんに育てられてたら、生きてないかもしれないからなぁ。

正解だったことにしておくしかないでしょう。

 

旦那がフリーランスになりたいと言ったらどうするか

育児猫家の旦那は普通のサラリーマンであります。

日本人なら誰でも知ってるよというくらいのビッグネームの会社に勤めています。

重役とかではありませんので、高給取りではありませんが、安定感はあります。

 

もしそんな旦那が「フリーランスになりたい」と言い出したら。

すぐに賛成とは言えないですよね。

家のローンもあるし、子供たちの教育費もこれからかかる。

安定した企業からの独立なんて、できればしてほしくないというのが本音です。

 

でも働いているのは旦那なのです。

旦那はまじめな人だし、愛社精神を持ってもいます。ですから、よほどのことがないと「フリーランスになりたい」なんて言わないと思います。

対人関係なのか、職務内容なのか、何かに強いストレスを抱えているのかもしれませんよね。

単純に自分の天職を見つけてしまっただけかもしれませんが。

 

とにかく「フリーランス」でもサラリーマンでも、旦那が元気で働いてくれることの方が大事です。

それに旦那は父と同じく器用な人なので、フリーランスでもなんとかなるような気もします。

でも旦那はアナログだから、IT関係は無理そうだな。

何か作ってネットで売る感じかなぁ。

 

とにかく、最終的には「一緒に頑張ろう」と腹をくくることになると思います。

 

フリーランスでも今は保証があるのですね

このお題で記事を書くにあたり、初めて「フリーナンス」というサービスを知りました。

ちょっとフリーナンスのホームページを覗きに行ったのですが、父が脱サラした45年前にもこういうサービスがあったらよかったのにねぇと感じました。

 

無理のない資金繰りや保険の正しい知識など、相談できるところがあるだけでも全然違った結果になったのかもしれません。

 

フリーランスを目指して脱サラする人には、まずはよくデメリットを考えてほしいです。

特に誰かを扶養している場合には慎重に検討する義務があると思います。

 

いろいろ検討したうえで「フリーランスで働こう」と決意したのであれば、自分の能力の向上や人脈を作ることももちろん大事でしょうが、もしものときにはどうするのか?を一番に考えてほしいです。

 

育児猫の父にはそこがちょっと足りなかったような気がします。

 

今日はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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